ワールドビジネスサテライト (ニュース)
世界的に人気の日本酒「獺祭」を手掛ける旭酒造が高度およそ400kmに浮かぶISS(国際宇宙ステーション)で、日本酒造りに挑戦すると明らかにした。小さなタンクに、米・麹・酵母を入れて打ち上げ、ISSで水を加えて発酵させる。地上では発酵によって液体の対流が発生するが、無重力の宇宙空間では対流が起こりにくいため攪拌させて発酵を促す仕組みを考案。2週間ほど発酵させたあと地上に戻して酒を絞る計画。打ち上げは来年の後半を目指す。造った酒は結果の分析にも使えるが、ボトル1本分は1億円で販売する予定。今回のプロジェクトに1億4000万円を投資する。