列島ニュース (松江局 昼のニュース)
総務省は全国の県庁所在地や政令指定都市を対象に家計調査を行い、各家庭が支出した品目ごとの金額などを公表していて、このほど島根県が松江市の結果をまとめた。公表される結果は3年間の平均値となっていて、このうちシジミについては去年までの1世帯当たりの年間支出額が平均で1624円と全国平均の5.3倍に上って全国1位となった。また購入量も全国平均の9.1倍に上る1697グラムで全国1位だった。全国1位となるのはいずれも現在の集計方法となった2012年以降、13年連続。シジミは松江市などに面した宍道湖が一大産地で島根の漁獲量は全国の4割以上を占めて最も多く、松江市水産振興課は「シジミが地元の家庭の食文化に根づいていることが分かる。今後も地産地消を促したり県外に魅力をPRしたりして、消費拡大に向けた取り組みを支援したい」と話している。一方で松江市ではアサリの購入量が全国最下位となった。