ゴゴスマ (ニュース)
急拡大しているインフルエンザには2つ型がある。A型は毎年流行期があり、急な発熱・激しい症状・全国的に流行する。B型は2~3年に1度流行し、ジワジワ発熱・長引く症状・地域的流行。今年はAの中の「pdm09」という型が主流。いとう王子神谷内科外科クリニックでは12月の第1週と比べ感染者が突然約10倍となり異様な広がりを感じているという。pdm09型とは2009年に大流行した新型インフルエンザのウイルス。強いけん怠感・頭痛・発熱など症状が強烈に出るのが特徴。東京都では今季感染者の約9割が「pdm09」型。伊藤院長は基本的な感染対策のほかにもできることを推奨している。基本的なインフルエンザ対策は手洗い・消毒・マスク・換気。それ以外にできることは「布団に入る前にシャワーか入浴。髪や体についたウイルスが落とせる。体についたウイルスが布団に付着して家庭内で感染が広がる恐れがあるのを防ぐ。「歯周病菌を増やさない」。歯周病菌が増えると免疫力が低下するので、増やさないようにしっかり歯磨きをする。また、インフルエンザ患者急増で咳止め薬や抗生物質が不足している。伊藤院長はできる備えとして「処方箋は1種類でも薬が揃わないと出してもらえない薬局もある。近くで揃う薬局を探すために薬局の電話番号をリスト化しておくと便利。年末年始に向けて市販の解熱鎮痛剤を家庭用にしっかりと準備しておくと良いでしょう」としている、などと伝えた。