スーパーJチャンネル (ニュース)
日産自動車とホンダが東京都中央区で会見、経営統合に向けた協議入りを発表。100年に1度の変革期ともいわれる自動車業界で3社の経営統合は大きな動きとなる。関係者によると経営統合は持ち株会社を設立してホンダ、日産、三菱自動車の3社を傘下に置く形になる。3社が経営統合した場合、販売台数で世界3位の自動車メーカーグループになる。自動車販売台数:1位・トヨタグループ、2位・フォルクスワーゲングループ、ヒョンデグループ、4位・ステランティス、5位・GM、6位・フォード、7位・ホンダ、8位・日産自動車。EV・電気自動車に限れば米国・テスラと中国・BYDが1位、2位で日本勢はトップ5に入っておらず、後れを取っている状況(3位・フォルクスワーゲンG、4位・GM、5位・Geely)。日産自動車元会長・カルロスゴーン被告は経営統合に懐疑的「補完性がない。両社ともに先進技術を持っているが産業的観点ではすべてが重複。産業的には意味をなさない」。2019年、保釈中に日本からレバノンへ逃亡。
日産自動車とホンダが東京都中央区で会見、経営統合に向けた協議入りを発表。台湾の電子機器メーカー・鴻海精密工業が「ルノーが持つ日産の株式の買い取りについて交渉を始めた」と台湾メディアが報じた。鴻海は「iPhone」の受託生産で成長、2019年、EV事業への参入を表明。経済部・北村莉子記者が解説「自動車業界はスマホメーカー、精密機器メーカーなど異業種の参入が相次ぎ新たな局面にあるといわれている。異業種が参入するのはEV・電気自動車がほとんど。日産もホンダも海外市場で厳しい状況にあるため統合して海外に対して競争力を強めたい考えがある」。