Nスタ 注目!きょうのイチメン
当初の案では持株会社を作りそれぞれが参加に入る対等な関係となっていたが、去年12月にホンダ側が示した案では横並びではなく日産を子会社化する案が浮上。その案に日産が猛反発し到底受け入れられないとしている。日産はきょう、経営統合に向けた協議を打ち切る方針を固めたという。日産は日本最古の自動車メーカーでニッサンプリンスロイヤルは約40年間にわたり天皇陛下の「御料車」として使用されるなど日本を代表する自動車メーカーに成長していた。ところが近年では、北米では充電インフラの不足や価格高騰によりEV事業が伸び悩み。中国のEV市場が発展し安価な現地メーカーに押されるなどの状況になっている。2024年度上期の営業利益は90%減少している。日産は全世界で従業員9000人削減、生産能力を2割削減。工場閉鎖には慎重な姿勢を示すなどで当初期限にしていた1月末までに具体的な決定や案がホンダ側に示されなかったことで、ホンダ側の関係者は「持ち株会社という形式を出して以降あまりにも日産に緊張感がなくなった。子会社化で完全に主導権を握らない限り物事が変わらないのでは」と話している。。日産が進む道は?1・EV事業はホンダと協力か。2・台湾の大手電子・ホンハイ精密工業による買収。安全保障上の観点から反対の声があがる可能性も考えられる。