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ことしは寒ブリが異例の豊漁。最高級の寒ブリを求めてスーパーには長蛇の列が出来ていた。寒ブリが水揚げされる氷見漁港。7キロ以上のまるまると太ったブリだけがブランド、ひみ寒ぶりとして全国に出荷される。先月25日には12年ぶりに1日3000本を超える水揚げを記録。おとといまでに累計1万8500本以上が揚がり、豊漁となっている。今も町には能登半島地震の爪痕が。寒ブリが復興の後押しになればと期待している。地震で2000万円ほどの損失があったという氷見市の宿泊施設。今月からは氷見市内の宿泊料金が最大1万円割引になる応援割もスタート。ブリ尽くしの料理で観光客を出迎える。ブリラッシュの恩恵は富山の隣、石川県でも。おととい水揚げされた1200本もの能登の天然寒ブリ。その中でも注目されたのが重さ16.2キロ、93.5センチの大物。落札価格は200万円。この1本だけが煌という最高級ブランドに認定された。競り落としたスーパーは切り身を30パック限定で販売。開店と同時にすぐさま完売した。都内でも、ブリの照焼が看板商品の飲食店「サカバ ミハマ トーキョー」では、福井県産のブリを使っているが、豊漁のおかげもあり例年よりも安く仕入れているという。こちらのお店ではこのチャンスに1年分のブリを仕入れる予定だという。豊漁の理由の一つと考えられるのが4年ほど前に訪れたブリのベビーブーム。そこで大量に生まれた稚魚が今、大きくなって日本海側に戻ってきたとみられている。寒ブリシーズンは来年2月ごろまで。