午後LIVE ニュースーン (ニュース)
日本は女性管理職の比率が他国と比べて低い水準にとどまっているが、女性は家庭に入って子育てすべきという性別による役割分担の意識が長年日本にはあったことなどが背景にあるとされており、国としても危機感を持っている。現在の女性管理職比率は12.7%となっており調査を始めた平成21年以降最も高くはなっているが、2.5ポイントの上昇にとどまっている。女性管理職の比率はこれまで企業側が公表する選択肢の一つだったが今後は義務化されるので、厚生労働省の担当者は企業の意識を変えることにつながると期待している。女性管理職が増えない要因を企業に聞いた結果、女性従業員の家庭と仕事の両立がしにくいが54.4%、日本社会の性別役割分担意識の存在が38.5%と高くなっている。企業側からも新たな取り組みが始まっており、女性経営者らが業界の垣根を超えてキャリア支援をする取り組みを始めた。また管理職候補の女性職員に対して役員が指導役としてついて必要な心構えや業務スキルをアドバイスするなどして管理職の割合を高めている企業もある。
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