満天☆青空レストラン (満天☆青空レストラン)
上伊場野里芋を本格的に栽培しているのは名人のみ。これまで様々な土地で上伊場野里芋を育ててみたが美味しく育ったのは大崎市・上伊場野エリアだけだった。その理由の一つと考えられるのは畑のすぐそばを流れる鳴瀬川。鳴瀬川は幾度も氾濫を繰り返しその度にミネラル豊富な土が堆積したことで肥沃な土壌が生まれた。里芋の粘り気の主成分はアラビノガラクタン。含有量は一般的な里芋と比べると約6.7倍。里芋栽培は春に土の中に種芋を植え付け秋に収穫の時を迎える。最も重要なのは水の管理。水はけと保水力のバランスが良い土壌が繊細な水分量コントロールを可能にしている。大崎市が世界農業遺産に選ばれた理由は肥沃な土壌と独自の水管理システム。水管理システムを作ったのは伊達政宗。
