主治医が見つかる診療所 日本のこんなところに名医!危険な外国人&高齢者を一斉救出
6月某日、長野・小諸市にある「安藤百福記念アウトドアアクティビティーセンター」6月某日、長野・小諸市にある「安藤百福記念アウトドアアクティビティーセンター」に大城先生の姿があった。登山者に向け行っているファーストエイド講習会。山でケガをした場合の応急処置や対処法を教える。大城医師が普及させたい物がどこでも隠れるシェルター。登山中の死亡原因として2番目に多い低体温症。低体温症から身を守るためのシェルター。かぶることで雨風をしのいで保温するもの。大城医師が登山シーズンに常駐するのが富士宮ルートの八合目。標高3250m。9月7日まで開設。複数の医師が24時間体制で勤務。静岡県と富士宮市の観光課が共同運営。診療代、薬代は無料。募金箱を設置し善意の寄付をつのっている。2年前の夏、先生には毎朝欠かさず行うことがある。気温と風速をはかる。スマホを取り出しSNSでその日の情報を発信して注意喚起。1番の楽しみが山小屋から運ばれる1日3食のお弁当。水が貴重なため、お風呂はない。大城先生は50歳のときに世界最高峰エベレストに登頂。大城医師が山岳医療に惹かれたきっかけは?長野県出身で幼い頃から登山に親しんだ。医学生時代に登ったヒマラヤで同行したネパール人が高山病に。そのとき、あることを痛感したという。山で起きる病気について勉強したいと思ったという。イギリスへ留学。日本人初の国際山岳医の資格を取得。山と医療のスペシャリストとなった。ある日の午前11時、先生が向かうのは診療所の隣にある山小屋。登山者に食事や寝床を提供している。具合が悪そうな登山客に声をかける。