TBS NEWS (ニュース)
今年5月、羊蹄山9合目付近で救助された男女二人にイギリス人登山者。防寒具を持たず、軽装で山に入り、気温8℃の寒さで身動きが取れなくなった。今年も道内では山岳遭難が相次いでいる。先月末までで、過去5年で最多となっている。11日、上富良野町 十勝岳温泉で行われた道警による山岳遭難防止の啓発活動。一日山岳遭難救助隊長に任命されたのはHBCの山ガール・堀内美里。堀内アナは、Sitakkeで登山に関する記事や動画の連載を手掛けていて、今回の隊長拝命となった。今回は熱中症で動けない遭難者を救助する想定で救助活動を実践する。早速装備が入ったリュックを背負うが、20キロ以上で担架など必要な備品が詰められている。少なめの装備を持って出発。北海道の夏の登山は十分な水と食料、防寒具、クマ対策なども必需品。訓練では、倒れている登山者を発見し、熱中症の疑いがあり応急処理を進める。要救助者をヘリコプターに乗せる作業が始まり、堀内隊長は、風圧で担架が回らないようロープで支える。無事、救助ミッションが完了した。富良野警察署の伊藤修平警部補は、普段からこれぐらいでいいかなではなく、一応これも持っていこうという気持ちで日帰り登山でも何かあったときに自分でちゃんとできるだけの装備を持っていってほしいと話していた。