敗戦間近【回天】の発案者は…状況悪化を憂いた若者だった

2025年8月10日放送 12:23 - 12:28 テレビ東京
池上彰の戦争を考えるSP (池上彰の戦争を考えるSP2025)

特攻兵器・回天は戦況の悪化を憂いていた黒木博司中尉と仁科関夫少尉が提案し、敗戦濃厚となった昭和19年2月に極秘裏に試作が始まった。多くの特攻兵器の中でも回天は、発案者が搭乗員となった稀なケースだった。黒木さんは回天の訓練中に事故で命を落とし、仁科さんは初出撃で特攻して21歳の生涯を閉じた。大津島には回天の極秘の訓練基地が残っていて、回天を運ぶために作られたトンネルは生と死のトンネルと呼ばれていたそう。トンネルを抜けると回天に乗る若者が最後の訓練を受けた場所があり、穏やかな風景に異質な建造物が鎮座していた。建物は老朽化が激しく立ち入りが制限されている。ここは魚雷訓練用発射口として使われていた。島が連なる地形ではなく九州まで海が広がっており、この地形が回天の訓練に適していたという。昭和19年の9月から始まった回天の訓練だが開始後2カ月で実戦投入となった。回天は極秘の兵器であり、今なお全貌は明らかになっていないという。


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回天記念館回天大津島黒木博司仁科関夫大和ミュージアム

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