国会中継 参議院予算委員会質疑
参議院予算委員会、日本維新の会猪瀬直樹さんの医療費についての質疑。3月の予算委で戦時中の軍事費と現在の医療費膨張は一般歳出に占める社会保障関連費はパラレル、鏡の国のアリスの言葉を引用しスピード感が必要、構造改革を進めることなどは医療と健康保険制度の維持には必要でセルフメディケーションの推進など具体的に進めるべきとした。石破総理は「セルフメディケーションは限られた医療資源の有効活用しながら健康づくりを促進する医療費適正化の観点などから必要なこと。問題はいかにして薬を求める人に適切な情報が提供されるか、体制をどう整えるか。医療に関する認識度をあげ、患者に適切情報が提供されなければ自己責任は成り立たないのでセルフメディケーションを進めていく必要があると考えている」などとした。猪瀬氏は3月に自民・公明・維新3党合意でOTC類似薬の保険給付の見直しが明記されたが締め切り迫る骨太の方針に入れておいてほしいとした。OTC類似薬の保険外しを容認できないとした日本医師会、貼付剤議連など医療費削減を決めたのに圧力団体が影響を与えることないよう確認したいとした。石破総理は「質を落とさずに医療費削減をしていかないと医療そのものの持続可能性がなくなる、ほおっておけば国民皆保険の維持できなくなる可能性がある。一部の利益で全体が損なわうことのないよう政府として心していく」などとした。健康保険組合連合会の65歳未満の処方箋のOTCの類似薬のみの試算では1兆円の削減が可能とする資料を紹介、石破総理は「試算として意味のあるものだが求める人たちに適切な情報が提供されるかが担保されることにおいてOTCの普及は考えていかねばならない」とした。また「一定レベルの医療にアクセルできる国民皆保険は堅持していくためご指摘のような改革が必要と考える。医療は他産業と違って供給が需要を生む特性も一部あり、いかにして質を落とさず持続可能性を維持するか国民の理解を得ながら議論していく。医療現場の疲弊の状況も改善していくことも急務とする」などとした。