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5月5日の端午の節句、縁起物として食べられる柏餅。小豆あんはよく食べられているのに対し、味噌あんは食べられてない地域もある。日本あんこ協会会長が全国の柏餅を一斉調査したところ、東日本では小豆あんと味噌あん両方が主流だが、西日本では小豆あんのみが主流だとわかった。会長によると味噌あんの柏餅は江戸で生まれたとされていて、参勤交代等によって広まったと言われているが、西日本では使っている味噌が違ったため再現することが難しく、根付かなかったという。京都には味噌あんの柏餅があるが、京都の西京味噌が相性が良かったそう。会長は「味噌あんは小豆あんに比べて甘じょっぱくて、味噌のコクとまろやかさが美味しいあんこ」などと話した。柏餅に柏の葉が巻かれているのは、殺菌効果などのためにも使われているが、他にも「新芽が出るまで古い葉が落ちない」という葉のつき方にも由来しているという。