羽鳥慎一モーニングショー (ニュース)
きのう群馬・伊勢崎市では32.4℃、大分・日田市では32.6℃、京都32.4℃、東京・練馬30.3℃を観測するなど、今年最多の全国172地点で真夏日を記録した。都内の畑では野菜に影響が出ている。レタスは気温が高かったことで丸くならず茎が一気に成長し、タワーのようになってしまった。味も苦く、売り物にならないという。ニンジンも地温が高くなりすぎ地中で割れてしまい、半分が廃棄となった。カラフル野菜の小山農園・小山三佐男さんは「特に6月に入ってから野菜の被害が顕著。損失は150万円ほど出ている。暑さに強い南の方の作物を東京で生産することを考えている」と話した。沖縄などが産地のキク科のは野菜・ハンダマの生産を始めたという。ハンダマはビタミンA・鉄分などが豊富で、沖縄では「不老長寿の葉」と呼ばれているそう。一方先週、長野・軽井沢ではゲリラ雷雨により激しいヒョウが降り、出荷直前のレタス畑を直撃。佐久市、御代田町、軽井沢町では約1000万円の被害が出た。佐久市で桃やリンゴなどを栽培する森泉農園では8月に出荷を迎える桃にヒョウが直撃した。森泉征司さんは「果実に100%ヒョウが当たってしまっている状況。売り上げはほぼ諦めるか1〜2割残ればいいというぐらいの見通し」と話した。今年は例年より梅雨入りが遅いため、新潟・十日町市では暖冬で雪解けが早く雨も少ないため、深刻な水不足に陥っていて田植えを断念した農家もいるという。岩手・花巻市の豊沢ダムは貯水率が20%となっている。