モーサテ (ニュース)
アメリカのファンドのフォートレス・インベストメント・グループが、セブン&アイホールディングス傘下のイトーヨーカ堂の事業を統括する会社の買収を検討していることが、テレビ東京の取材で分かった。セブン&アイは、経営再建中のイトーヨーカドーなどのスーパー事業を切り出す形で組織改革を進めていて、先月、ヨーカ堂などを束ねるヨークホールディングスを設立した。ヨークの買収を検討しているフォートレスは、ホテルやゴルフ場など不動産を中心に投資するファンドで、そごう・西武の買収も行った。イトーヨーカ堂も、駅前や大通りに面した店舗が多く、不動産価値をいかした再開発を検討しているとみられる。そのほか買収を検討していることがわかったのは、米国のファンド・KKRやベインキャピタル、さらには首都圏で約120店舗を展開するスーパーのサミットを傘下に抱える住友商事もスーパー事業を拡大する狙いがあるとみられている。ヨーカ堂の売却をめぐる第1次入札は、あす28日に締め切られる。