日曜討論 今後の石破政権は 林官房長官に問う
林官房長官にインタビュー。先の選挙の結果を受けて「自民一強から与野党伯仲の状況となった。これは民意の表れだと思う。各党の主張を聞きながら丁寧に議論を行って政策決定・政権運営を行っていきたい」などと話した。
現在与野党協議の焦点となるのが年収の壁の見直し。その必要性について林官房長官は、毎年税制の改正は行っていて、今回はインフレなどの経済環境の変化にあわせて手取りを増やすための制度改革という提案だと思っているなどと話した。一方で国や地方での減収が見込まれ、高所得者ほど減税の恩恵が大きい点などを総合的に考慮してどのように決めていくべきかというところなどと話した。また関心が高まる物価高対策について、生産性の向上から経済が成長し、賃金の上昇が物価の上昇を上回る、その中で取り残される人がいないように低所得者への給付金を検討しているなどと話した。また地域の実情に応じた重点支援地方交付金を検討しているとのこと。さらに政治とカネの問題で首相は政治資金規正法の再改正を年内に目指す方針としたが、文通費や政策活動費などについて党としての案をまとめ、必要な法制上の措置が年内に成るように各党には協力してもらいたいなどと話した。