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先月向かったのは石川県・能登半島。金沢と能登半島を結ぶ主要な道路だが、今も当時のまま。さらに片側の車線しか通ることが出来ない道もまだ多くあった。一方で復旧の作業が進められている場所もあった。地震の発生から半年。被災地の現状はどうなっているのか。地震発生直後、大規模な火災が発生した輪島市の朝市通りでは残された車に数字が書かれている。これは被害にあった車の台数を把握するためのものだという。所有者に代わり自治体が請け負う「公費解体」が始まっているが解体が完了したのは県全体でわずか4%だという。津波の被害にあった能登半島の先端に位置する珠洲市で三代続く写真館を営む坂健生さん。市内で唯一のショッピングセンターはガラスが割れるなど当時のままだ。坂さんは「前向きにいきたい。つらい5ヶ月間だったけど今後はもっと明るい未来。どうしたら人が戻ってきてくれるか。どうしたらまた定住する人が増えるか。そっちの方に焦点を当てていただけると助かる。」などと語っている。