大下容子ワイド!スクランブル (ニュース)
総理大臣指名選挙に向け最終局面を迎えている与野党の動きについて。おとといに野田代表、玉木代表、藤田共同代表で行った野党3党の党首会談で野田代表は政権交代について十数年に一回しかチャンスがないと語り、野党候補一本化に向けた協議を続けていく事を決めた。しかしその直後、維新と自民党が急接近。きのう吉村代表と藤田共同代表が高市総裁と連立政権発足を視野に入れた政策協議を開始した。維新は協力の条件として自民党に提示した要求が12項目、このうち企業・団体系金の廃止などで折り合えなかったが、今日も協議が行われる。野田代表は「ぎりぎりまで野党で統一候補担げるようにしていきたい。3党の党首会談は引き続き議論する確認をして終わったが、吉村代表が自民党と政策協議まで進めているのは驚いた。」などと話した。
来週21日臨時国会が召集され総理大臣指名選挙が行われる予定。議決が優先される衆議院の過半数は233。自民党196議席に対し立憲は148議席だが、維新の35議席と自民党に加えると231となり過半数まで2議席に迫る。そうした中、高市総裁はきのう参政党の指名選挙での協力を要請した。3議席を持つ参政党がこれに応じた場合、1回目の投票で過半数を超えることになる。野田代表は「政治とカネの問題はケジメがついていないと明確に主張し公明党とも協力して政治資金規正法改正法案を提出する。自民党は無所属にも声をかけているので過半数を超える可能性は高い。」などと話した。
2008年1月、民主党の議員らは衆参ねじれ国会の元、ガソリンの値下げを巡って与野党が攻防を繰り広げた。クライマックスには与党の議決を阻止しようとガソリン値下げ隊が議場前を塞いだ。この1年後、歴史的な政権交代が成し遂げられた。野田代表は「自民党を倒さなければならない思いに国民の後押しがあって熱量があった。今回も倒さなければならないが、野党を他党化したため自分たちの党勢拡大ばかりに頭がいってしまう。」などと話した。