輪島の大火災 火の手なぜ拡大?

2024年7月1日放送 16:50 - 16:56 フジテレビ
イット! (ニュース)

今日で能登半島地震から半年。青井キャスターが能登半島地震被災地から中継リポート。(中継)石川・輪島市。石川県の輪島市輪島朝市を襲った大規模火災では約240棟が焼失した。番組は火災拡大の経緯が分かる資料を独自に入手し当時、消火活動にあたった消防団員への取材と共に検証。今日、石川・輪島市内では小学校の授業の様子が初めて公開された。輪島小学校などの6校は建物が被災したことから、現在は輪島中学校で授業を受けている。今なお大きな爪痕が残されたままなのが大規模火災に見舞われた輪島朝市の一帯を占める河井町。日本三大朝市の1つとして親しまれた歴史ある町を焼き払った火はどのように燃え広がったのか。青井キャスターは当時消火にあたった消防団員を取材。メディア初公開のシミュレーション動画をもとに独自検証。消防によると、輪島朝市では地震直後の火災で約240棟が焼失した。この地域では、地震が起きた午後4時10分に電気の供給が止まった。約50分後には電気が復旧。火災発生の一報はそれから約20分後の午後5時23分に寄せられた。火災発生から約10分後に撮影された現場の映像では暗闇の中に大きな炎。6分後、炎は建物全体に広がっていた。当時、消防団員として現場に駆け付けた本多隆廣のコメント「向こう側が見えなくなって、炎で見えなくなっていたんで、道の両側で火の手が上がっていた感じ」。総務省消防庁が作成した輪島朝市火災の再現シミュレーション動画によると、火災は町の西側を流れる河原田川近くの住宅で発生。徐々に東側に燃え広がった。火災発生から2時間50分後、広い道路を挟んで北側に燃え移った。動画を作成した消防研究センター・細川直史研究統括官のコメント「飛び火の箇所は『朝市通り』という比較的広い通りになるが、なかなか延焼しにくいという市街地の構造になっているが、この部分も火災が広がって全体が焼け落ちている」。この時、現場で起きていたのが消火用の水不足。地震による地盤の隆起で、消火に使う川の水をくみ上げることができなかった。輪島市消防団・本多隆廣は「最終的に火を消すというのは諦めたと言ったら変だが、広がらないという方向に消火活動が変わっていった。この通りから向こう側には火がいかないように火を消してくれと指示はあった」。総務省消防庁の担当者は、現場でのこの方針変更がなければ、火災の範囲が2倍に広がっていた可能性があるとしている。


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