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阪神淡路大震災が発生した年から行われてきた手記を集める活動を伯父から引き継いで続けている、阪神大震災を記録しつづける会の事務局長・高森順子さんを取材。会ではこれまでに11冊の手記集を発行し、累計1000編以上の手記を集めその一部をまとめ出版している。高森さんは、伯父が亡くなったあと手記を執筆した人たちと交流会で話したことをきっかけに、手記を書くことが被災した人たちの生きる力にもなっていたことを知り、活動を本格化させた。今回初めて手記を寄せた古書店店主・長谷川貴子さんは、「手記を書いたことで自分の思いに区切りがついた」と話す。神戸市のデザインクリエイティブセンター神戸には、これまでのものに加えて今回集めた手記も展示する予定。また、集まった手記はウェブサイトや人と防災未来センターのアーカイブでも公開される予定。