イット! (ニュース)
韓国・ソウルでは頻繁に“反中国のデモ”が行われている。中国をめぐっては台湾有事を巡る高市首相の答弁がきっかけで緊張関係が続く日本。アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは26日、アメリカ政府当局者の話としてトランプ大統領が25日に行った高市首相との電話会談で発言を控えるよう求めていたと報じた。電話会談直後、高市首相は「外交上のやりとりなので詳細については差し控える」と話していた。トランプ大統領が中国を刺激しないよう助言していたと報じられた。先ほど、木原官房長官が記事の一部を否定。
韓国では“反中国”の動きが拡大している。ソウル市南部の繁華街で保守系支持者によるデモ活動が行われ、老若男女100人近くが参加した。事の発端は今年9月末に導入された中国の団体観光客に向けた一時的なビザ免除政策。中国人観光客の増加に反対する人たちが毎日のように各地でデモを行っている。9月には“ソウルの中の中国”と呼ばれる中華街でデモが行われ、中国・習近平国家主席が韓国を訪問した先月には反中国のスローガンを叫んだYouTuberが検挙された。きのうも反中デモが行われ、参加者は「ビザなし反対」と書かれたプラカードを掲げていた。デモ参加者は「ずっと中国文化が定着しているのが以前から理解できなかった」「日本がこんなにうらやましいと思ったことがない。高市首相がよくやっている」と話した。反中デモがソウル各地で行われる中、台湾から来た観光客で英語や韓国語で「台湾から来ました」と書かれたバッジを身につける人が増えている。
