高騰 コシヒカリ”5キロ4000円”の店も 品薄解消なのに なぜ高止まり?独自資料から見える「争奪戦」

2024年10月9日放送 18:01 - 18:04 TBS
Nスタ (ニュース)

コメの品薄は解消されたが、価格は高止まりしている。総務省の統計によると、コシヒカリ5kgの小売価格は去年の同じ月と比較して1000円近くも高くなり、3000円時代に突入している。都内のスーパーでは新潟産のコシヒカリ5kgが4000円を超えるケースも。こうした状況の一因が、概算金の高騰。概算金とはJAグループがコメを集荷する際に農家に支払う、いわば仕入れ値のようなもの。番組が独自に入手した、新潟県内のJAがコメ農家に送った概算金引き上げに関する資料を紹介。コシヒカリは60kgあたり1万7000円だったが、今年9月、1万8000円に。更に、1か月後の先週金曜日には1500円引き上げられて1万9500円になった。概算金が高くなれば、スーパーなどで売られるコメの価格も高くなる。なぜ短期間で2度も概算金が引き上げられたのか。取材したコメ農家は「生産コストが上がっているので概算金の引き上げはありがたい」としつつも、値段の高止まりでコメの消費量が下がることも危惧している。そんな中、お得感から注目されているコメがある。収穫から1年がたった米、古米。新米として売られていたときから15%引き。家計を節約したい人などから人気が出ているという。


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