イット! (ニュース)
日本人の魚離れの救世主として今未利用魚が注目されている。未利用魚とは、見た目や知名度の低さから水揚げされず廃棄されたり、水揚げされても市場に出回らず廃棄される魚のことで、日本では推定年間約100万トンの魚が未利用魚として廃棄されているとみられる。全国各地の漁師から直接魚を取り寄せている四十八漁場 池袋東口店では、10年以上前から漁師からの提案で未利用魚のメニュー導入が始まったという。岩手・大船渡市産のどんこは丸ごと煮付けに。北海道産オホーツクホンヤドカリは丸ごと唐揚げに。地元漁師の間ではおつまみの定番だという。農林水産省の統計によると日本人の魚介類の消費量は右肩下がりで、この20年間で半分近く落ち込んだ一方で肉類の消費量は増加傾向にある。こうした中で今日発売されたのは「コノシロ さかなのスナック」。未利用魚のコノシロを子どもにも食べやすくスナック菓子にしたもの。また一般の人でも漁師から未利用魚を直接購入できるサイトも登場。「へんな魚ボックス」として未利用魚をセットにしたものも人気になっている。
