2025年3月24日放送 8:15 - 8:55 NHK総合

あさイチ
タイムスリップ!昭和・平成を生きた女性たちのホンネ

出演者
鈴木奈穂子 博多大吉(博多華丸・大吉) 博多華丸(博多華丸・大吉) 
(オープニング)
オープニングトーク

オープニングトーク。鈴木は、おむすびも最終週だなどとし、大吉は、最後の家は大阪なのか神戸なのか、じっくり話したいなどと話した。

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大阪府神戸(兵庫)連続テレビ小説 おむすび
(特集)
コーナーオープニング

朝の生活情報番組の始まりは、約60年前。1966年に始まった「こんにちは奥さん」では、主婦が暮らしのなかで気になるテーマを取り上げた。視聴者参加型番組の元祖で、当時の女性たちのリアルな声が残っている。男女雇用機会均等法が成立した1980年代、大企業の常務取締役が女性が働くうえでの心構えを説く回もあった。女性の生き方が大きく移り変わったこの60年を振り返り、その時代を生きた女性たちの本音に耳を傾ける。

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こんにちは奥さん鈴木健二
懐かしい映像満載!昭和・平成にタイムスリップ

ゲストのバービーは、「こんにちは奥さん」は60年前の番組だけど、言っていることは今のネットの中のフレーズと変わらないなどと話した。同じくゲストの阿川は、懐かしい、今の時代は言えないようなこと、自分の父は、女は馬鹿だと毎日のように言っていたなどと話した。1953年にテレビ放送が始まり、1966年にあさイチにつながる朝の情報番組が始まった。

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こんにちは奥さんザ・ビートルズ日本放送協会
1960~70年代 「憧れは専業主婦」の時代

1960年代の高度経済成長期。サラリーマンが急増し、1955年には43%だったサラリーマンは、10年で60%に。60年代から70年代にかけて放送された「こんにちは奥さん」には、専業主婦という肩書に誇りを持っているなどと話す女性の姿があった。現在も続く「きょうの料理」では、このころ流行っていた中国料理やフランス料理が度々取り上げられ、その基礎を教えるシリーズが好評だった。家事を完璧にこなしたいという主婦たちが本格的な料理を学んでいたという。既製服が出始めても、こども服などを手作りする人が多かった当時。手間を惜しまず家事をすることが愛情の証だと考えられていた。

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きょうの料理こんにちは奥さん労働力調査婦人百科広辞苑

母は自分よりも子ども優先で、それが幸せという価値観だった、季節に合わせて服を作ってくれたなどという視聴者からの投稿を紹介した。バービーは、何でも手作りしてくれた、作ったものを母親同士で持ち寄って話していた、それが女性のイメージだったなどと話した。阿川は、昔の女性誌には必ず型紙がついていたなどと話した。阿古真理は、このころは、専業主婦になれることが喜びという時代、テレビなどからの情報も多く、一生懸命料理を覚えたり服を作ったりすることを楽しんでいた、プロの主婦の時代だったなどと話した。それ以前は、農業などの作業をみんなで行うのが当たり前だった。

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きょうの料理京都府伊勢海老
「憧れは専業主婦」の時代 当時の女性のホンネは…?

「憧れは専業主婦」の時代、当時の女性のホンネはテレビ番組内で「主婦しか選べなかった」などと話していた。

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こんにちは奥さん

「憧れは専業主婦」の時代 当時の女性のホンネについてのトークを展開。阿川さんの母も専業主婦で父は物書きだったので家が仕事場のため秘書役も子育てもあり年中小走りしていたイメージだったと話した。生活史研究家の阿古さんは「専業主婦になれて嬉しかったという人がいると同時にモヤモヤを抱えていた人がたくさんいて、女性が働ける場も実際限られていて結婚後の再就職は何倍も難しかった。この人たちが聡明なのはこの時日本国憲法で男女同権が言われ民主教育を受けた世代、主婦以外の選択肢がない時代」などと話した。1975年で専業主婦の割合が史上最高に、この後1980年代にかけ働く女性が増えた。

1980年代 働く女性が増えた時代

1980年代は若者が元気な時代、原宿の歩行者天国で踊る姿が時代のアイコンだった。仕事を持つ女性が増えるのに伴い働きたい主婦向けの番組も増加、企業側も女性の働き手を求めた。多くは接客や営業で女性をターゲットにした仕事に女性の力が必要とされた。1986年には男女雇用機会均等法が施行、総合職が生まれ責任ある仕事が女性にも任された。これに先立ちおはようジャーナルでは女性が働くことに対する男性のリアルな思いが紹介、働きに出るためには家族の承諾も必要だった。

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おはようジャーナルおはよう広場フレッシュロータリー原宿(東京)

1980年代 働く女性が増えた時代についてのトークを展開。阿古さんは「この時代は女性ふが普通の職場で普通に働くイメージができていなかったことが大きく、今まで家庭でやることを求めるのが女性だと考えていたので結婚退職とか当たり前だった。そんなキャリアを積ませてもらえない状況の中で応用がきかないと言われても応用させたら怒るじゃないかという立場に女性たちは置かれていた」などと話した。そんな状態を変えるために1986年男女雇用機会均等法が施行、性別でなく仕事の内容や成果で評価をしようとするものでこれにより男性と同じ用に働く総合職・サポートをする一般職が生まれた。

1990年代 地方企業で働いた女性は…

専業主婦のさゆりさんは東北で1990年に就職し、地元で有名な証券会社の一般職に入社した。担当は男性社員の営業先に面会の予約をすること。その傍ら自らも新たな営業先を開拓し、社内で度々表彰されたという。たださゆりさんいわく一般職で成績をあげても給料は増えず、また若い女性社員は年初に着物姿で出社するのが恒例だったという。さゆりさんは入社5年後の他社の総合職に転職。後に転勤族の男性と結婚すると、周囲からは「夫について行ってあげた方が良い」などと言われたという。結局さゆりさんは退職し、退職後は派遣社員として職場を転々として、キャリアを積み重ねたいという思いは叶わなかったとのこと。さゆりさんは「今振り返ったら絶対に辞めない」などと話した。

1990年代 地方企業で働いた女性は…/86年 男女雇用機会均等法 当時の女性たちは…?

視聴者からは「父が母に対して『仕事を辞めろ』と怒鳴っていた」などの声が寄せられた。阿川さんは「妻の役割に支障をきたすくらいなら仕事を辞めろと言う旦那は多かった」などと話した。華丸さんは「妻に経済的に頼っていると思われたくない男が多かったと思う」などと話した。阿古さんは「法律や制度ができても人間の意識は急には変わらない」などと話した。

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千葉県山口県愛知県
働く女性を後押し!家事の時短ブーム到来

時短レシピの最初のブームを作ったのが料理研究家・小林カツ代さん。自由な発想で家庭料理の覆した。時短の技の奥にある完璧じゃなくて良いという等身大のメッセージが多くの女性を励ました。電子レンジも大ヒット。1985年43%から1997年以降90%以上に。男性の意識も少しずつ変わり始める。学習指導要領が改正され、男子も中学校から家庭科が必修に。90年代から男性の役割の変化も加速していく。まもなく16年目を迎える「あさイチ」。以前と比べ男性も女性も生き方の選択肢は増えたが、これからどんな時代になるのだろうか。

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移り変わる女性の生き方 これからどんな時代に…?

女性の生き方についてスタジオトークした。大吉は「番組をやりながら思うのは、働きたいという女性の意見は大事だし、これからも伝えていきたいけど、一方で今までも専業主婦で幸せな方も沢山いる」、阿川は「育児に関しては男性が協力的になってきてるけど、介護は相変わらず娘や嫁がやるべきだと思ってる人が多い気がする」等と話した。視聴者から「番組冒頭とても今では信じられない男性の意見がありました。ただ、たった50年・60年足らずで、ここまで人々の意識が変わったということは、今までの方たちが切り開いてくださった道があったんだなと思います。ちなみに私は専業主婦になりたかったけれど経済的に仕事を辞められないモヤモヤに苛まれている。これまた時代なのかな」との投稿が寄せられた。NHKでは放送100年を記念してSP番組を放送している。今夜7時30分からは「クローズアップ現代SP」。NHKが記録してきた映像を紐解き、テレビ報道の転換点となった事件やその内幕に迫る。

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