- 出演者
- 石原さとみ 大島美幸(森三中) 昴生(ミキ)
オープニング映像。今回のテーマは「肝臓」など放送内容を伝えた。
本日のテーマは肝臓。肝臓を悪くする人のイメージはお酒の飲み過ぎな人が多いが実は近年食べ過ぎ、ダイエット、全人類に危機が迫っている可能性がある。ゲストの昴生と大島美幸は肝臓について2人共お酒を飲まないのに呼ばれたのかや一方でごはんをめっちゃ食べると話した。
- キーワード
- Every Little Thing肝臓
健康診断などで肝臓の機能を示す「ALT」について奈良市で肝臓学会が数値が30をこえたらかかりつけ医に行ってほしいと新しい目安として発表。これまで30-50は生活習慣の改善、50を超えたら医療機関の受診をするよう呼びかけられていた。そこで番組ではALT30以上の人の肝臓を超音波検査でチェック。検査したのは「奈良宣言」にも参加した芥田先生。チェックすると肝臓に脂肪が溜まっている「脂肪肝」が18人中13人に確認された。
芥田先生のもとで治療を受けている女性は診察開始から「肝硬変」で放置していたら肝臓がんや黄疸などの症状が出た可能性がある。女性は2008年人間ドックで脂肪肝が見つかったがその時は放置していたという。診察後は生活改善入院、食事の見直しをして治療を続けている。ALTが30を越えるとアルコール性肝炎などの病気を併発する可能性がある。今回去年の暮にプライベートで人間ドックに行った際の昴生のALT数値のデータがあると紹介し確認すると97だった。
肝臓は栄養素の分解・合成と貯蔵・供給、有害物質を無毒化、消化液を作るなど500種類以上の仕事を仕事を行っている。しかし、脂肪肝になると肝細胞は破裂してしまう。ALTは肝細胞の中にある酵素の1つで健康診断では肝細胞の死んだ量を測定していた。肝細胞は新陳代謝で一定数が死んでまた生まれているがALTが30を越えるとどんどん死亡していく。そしてスカスカになった肝臓を補強しようとコラーゲンの繊維が締め付け肝硬変になる。また神経がないため痛みで知らせることはできない。
スタジオ席に日本肝臓学会理事長の竹原徹郎さんが登場した。ALTの数値を下げた理由について本当に健康な肝臓の数値は30以下というのは前から分かっていて改めて注目してほしいと話す。かかりつけ医がいない場合は健康診断などで医師が説明してくれる機会を利用して相談や内科医、消化器内科医などに相談してほしいなど話した。ALTについて過去に長い間超えていた人の場合病気が進行し肝細胞が減った結果ALTが下がった可能性があるなど紹介した。
ALTが30以下でも安心はしてはいけない。健康診断を受けたひとのうち脂肪肝とされた人の割合は1990年代は21.9%だったが2010年代には35.5%と1.6倍増。現代人は脂肪肝になりやすい状態。医学博士の秋吉英雄さんによると脂肪肝の秘密は魚を見れば分かるという。秋吉さんは魚を通して肝臓の機能・進化でどう獲得されてきたのか研究をしてきて魚の種類によってはいくつか機能を備わっていて、魚の中にも脂肪肝が存在し、馴染み深いのはあんこうの「あん肝」。脂肪肝の魚はヒラメなどのようにじっとしている魚に多く死亡をエネルギー源として肝臓に貯蔵しており、人類も大昔は飢餓との闘いがあり肝臓のエネルギー貯蔵機能のおかげで生き延びてきた。しかし現代は飽食状態で肝臓にとっては異常事態で食べ過ぎで脂肪肝ができる他、急激なダイエットでは飢餓状態と錯覚し脂肪を蓄えようとする。そして飲み過ぎの場合はアルコールの解毒で必至になり脂肪肝になる。
脂肪肝を治療中の小島さんは酒などが大好きで脂肪肝が見つかった時には体重100kg近くでALTも53だったが改善しようという意思はなく、主治医の川中さんはいちばん話を聞こうともしなかったという。そんな小島さんだったが現在は体重を-6kgにしALTも29と改善させた。肝臓は太りやすいが痩せやすい臓器でもある。その極意を教えてくれるのは2人の医師。1人目は佐賀県を肝がんワースト1位から脱却させた立役者の江口有一郎さん。方法は運動療法で片足で立つなどでちょっとキツイけどギリギリできそうな運動の実践している。病院では「ペパリング」という肝臓ケアに効果的な40種類以上の運動の情報が記載されたアイテムがあり、生活によってできる運動を選ぶことができる。
2人目は岡山市の脂肪肝治療のスペシャリスト川中美和さん。川中さんは25年前から脂肪肝治療に注力しており特に栄養指導を行っている。その極意は無理をしないということで、その治療を受けているのが先程の小島さん。栄養管理士との面談では正月に餅を7個を食べたことを伝えるがそれを否定せず野菜も一緒に取ることを摂取したりと生活スタイルに合わせて選択肢を増やす指導を行った。
竹原さんは運動のポイントは早足で歩くなどの有酸素運動と筋トレを交えて行うのが良い。筋肉は「第2の肝臓」と呼ばれ肝臓とにた動きをし筋肉が十分にあるかたは肝臓の負担が軽くなる。食事について御飯の量を大盛りから普通盛りにするや間食を減らすなど少しずつ減らしていくと良い。ダイエットは肝臓の脂肪、内臓脂肪、皮下脂肪の淳で落ち、脂肪肝は体重3%減量でも改善効果はあり、月に1~2kg減らす目標設定でよい。
エンディング映像。
あしたが変わるトリセツショーの次回予告。