2025年3月9日放送 11:30 - 11:54 NHK総合

うまいッ!
クリーミーな味わい!国産アボカド 〜愛媛・松山市〜

出演者
天野ひろゆき 塚原愛 
(オープニング)
濃厚&クリーミー!アボカド 愛媛・松山市

今回の放送内容を予告した。主役は完熟の国産アボカド。産地は愛媛県松山市の興居島。よく見る品種ではない未知のアボカドがある。簡単でヘルシーな、絶品アボカドレシピも紹介する。あなたの知らない国産アボカドのうまいッ!の秘密に迫る。

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アボカド松山市(愛媛)興居島

スタジオトーク。食材ハンターのユージはアボカドについて、近年、国内では輸入品とは異なる品種の生産が注目されていることなどを話した。松山局の田中寛人アナウンサーは、国産アボカドの収穫量は2014年の0.2トンだったが2021年は22トンで110倍となっていること、特に和歌山県と愛媛県で生産量が多いことなどを紹介した。

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アボカド松山市(愛媛)農林水産省
(うまいッ!)
興居島の農家さんに密着!アボカド 愛媛・松山市

食材ハンターのユージが愛媛県松山市の興居島を訪れた。美しい海水浴場とみかんの産地として知られている。ユージはアボカド生産者の西原さんに挨拶した。西原さんは17年前からアボカド栽培をしている先駆者。元々はみかん農家だったが、畑の一部をアボカドに切り替えた。年間1トンほど生産している。まずはユージはピンカートンという品種のアボカドを見せてもらった。ピンカートンは熟しても色が変わらず、味も一般的なアボカドとは異なる。輸入物の品種はハスという品種で、皮が厚く輸送向きとなっている。西原さんはピンカートンの他にも、愛媛の気候にあった計10種類ほどのアボカドを栽培している。国産で育てることで、輸送に向かない品種も流通させることが可能となる。西原さんがアボカドを作り始めたきっかけは、17年前の国産みかんの価格低迷にあった。新たな特産品を模索した松山市はアボカドに着目し、農家に苗木を配ることにした。いち早くアボカドの栽培に挑戦した西原さんだったが、ノウハウはなく、試行錯誤の連続だった。最初の6~7年は実がならなかった。というのも、アボカドの花に実がつくのは1/5000~1/10000という低確率であるため。西原さんは受粉を手助けしてくれる虫の存在に着目した。虫の受粉が促進するために農薬をやめたところ、アボカドが実るようになった。しかし、農薬をやめたためにカメムシの被害が増加した。カメムシの対策として、実に袋がけを行うことにした。小さな果実の頃から袋で覆った。結果、カメムシの被害が激減し、出荷量がアップした。しかし猛暑という試練もあった。アボカド栽培には大量の水が必要だが、猛暑のせいで水やりが追いつかなくなった。そこで2年前、柑橘用のスプリンクラーをリメイクし、長時間水を与えられるようにした。畑には傾斜があるため、大量の水を与えても根腐れしないようになっている。水やりを増やしたことで細かな根が育ち、果実が大きくクリーミーになっていった。西原さんのアボカドには17年の知識が凝縮されている。ヘタの色が濃い緑からクリーム色に変化したら収穫のサイン。アボカドは樹上におくことで油分が増し、クリーミーで濃厚になっていく。収穫のベストなタイミングをヘタの色で見極めていく。ユージも収穫を手伝った。アボカドは収穫後、1週間ほど追熟することで柔らかく食べ頃となる。ユージは完熟の国産アボカド「フェルテ」をスプーンで食し、「うまいッ!何にもつけずにこのままでこんなにおいしいんですね。バターのような舌触り。濃厚だしクリーミーだしとってもフレッシュでフルーティ」などと絶賛した。西原さんはオリジナルのアボカド作りに挑戦していて、今年、その新品種の実がなった。名前は「ふくみ」で、妻と孫の名前から命名した。この本当の意味での国産アボカドを広めていくことを目指している。

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アボカド松山市松山市(愛媛)興居島
濃厚&クリーミー アボカド 愛媛・松山市/アボカド 知ってうまいッ!食べ頃の見極め方

スタジオに西原さんが育てた国産アボカド(「フェルテ」と「ピンカートン」)が登場、出演者たちが試食した。まずは「フェルテ」から。天野ひろゆきは、濃厚さはレバーペーストみたいな感じ、スーッと溶けていく、などと話した。塚原愛は、上品な甘さがあって繊維質を感じない、などと話した。続いて「ピンカートン」。天野ひろゆきは、フェルテよりも爽やかな感じ、などと話した。塚原愛は、個性的な味、などと話した。田中寛人は西原さんに教えてもらったアボカドの食べ頃の見極め方について紹介した。新鮮なナスのように少し跳ね返される弾力が食べ頃。食べ頃を早めたい時は、りんごと共に室温で保存することによって、エチレンガス効果で早く食べ頃になる。

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アボカド松山市(愛媛)
松山あげのアボカドロール

食べ頃のアボカドをもっと楽しむ簡単レシピの紹介。田中寛人が訪れたのは松山市内の一軒家。農家レストランオーナーの和田里美さんは、アボカド料理の達人でもある。今回は「松山あげのアボカドロール」の作り方を教えてくれる。松山あげとは愛媛で古くから親しまれている乾燥した油揚げのこと。松山あげをさっと油抜きをして、砂糖・しょうゆ・みりんで甘辛く煮込む。広げた松山あげの上に酢飯を乗せたら、アボカドを乗せていく。これを巻いていけば「松山あげのアボカドロール」の完成。試食した田中寛人は、まず最初に松山あげの甘じょっぱさがくるが、その後に濃厚なアボカドが来る、酢飯のさっぱりさにアボカドの濃厚な油分がよく合う、などと話した。

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アボカド松山あげ松山あげのアボカドロール松山市(愛媛)
アボカドプリン

和田里美さんは続いて、「アボカドプリン」を紹介した。アボカドが柔らかくなりすぎてしまった時にもオススメのレシピ。アボカド・牛乳・みかんはちみつをミキサーにかける。水でふやかしたゼラチンを加えてもう一度ミキサーにかける。容器に入れて冷蔵庫で1時間ほど冷やし固めたら「アボカドプリン」の完成。

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アボカドアボカドプリン松山市(愛媛)
濃厚クリーミー!アボカド 愛媛・松山市/新品種”ふくみ”とは?

スタジオの出演者たちが「松山あげのアボカドロール」と「アボカドプリン」を試食した。「松山あげのアボカドロール」を食した天野ひろゆきは、美味しい、クリームチーズみたい、などと話した。「アボカドプリン」を食したユージは、優しい甘さ、アボカドのクリーミーさと舌触りはありつつスイーツとしてちゃんとできている、などと話した。さらに、西原さんのオリジナル品種「ふくみ」が登場し、こちらも各出演者が試食した。天野ひろゆきは、こんなにありがたく一口を食べたことがございません、美味しい、濃厚さはあっさりめになってると思う、などと話した。ユージは、アボカドのちゃんとした香りがしっかりある、などと話した。塚原愛は、なめらかで、喉にスーッと抜けていく、などと話した。西原さんは今後は「ふくみ」の木を増やしていき、3年後くらいには全国の皆さんにお届けしたいと考えている。

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(エンディング)
エンディング

アボカド生産者の西原さんが「松山のアボカド、食べてみんけん」と話す映像が流れた。

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アボカド松山(愛媛)
(番組宣伝)
サキモノNHK

「NHKスペシャル」・「スペシャルドラマ 坂の上の雲」など今夜からあすにかけて放送される番組を予告した。

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