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オープニング映像。
日本には年間約30万の祭りがあるとされる今回「なぜ?」が多い全国のアツい祭りを紹介する。
鳥羽神明社で2月行われる祭り「鳥羽の火祭り」を紹介。境内には5mを超える巨大松明を2つ用意されそれに火を付け揺らす。鳥羽の火祭りは東西に分かれたいまつの中の供え物をどちらが早く取り出せるか競う。東が勝てば日照りが続き、西が勝てば雨も多く豊作になるとされる。
群馬・長野原町にある「川原湯温泉」で行われる「湯かけ祭り」を紹介。祭りは江戸時代から続いており、温泉が沸かなくなった時、鶏を奉納したといわれ温泉が湧いたら温泉を掛け合い喜んだことが起源だとされる。そのためクライマックスではくす玉の中から鶏がでてきてそれを捕まえると福男になるという。
長野・下諏訪町の「御柱祭」を紹介。舞台は諏訪大社にある長さ100m、最大斜度35度の木落し坂。1200年以上続く祭りで諏訪大社の周りにある4つのご神木を7年に一度建て替える。八ヶ岳のご神木を3日間で20km、人の力だけで運ぶ。そして最大の難所が木落し坂で約19m、約7.5トンの大木といっしょに滑り落ちる。
黒石寺で開催される「蘇民祭」の紹介。蘇民袋と呼ばれるものが投げ込まれ男たちが奪い合う。袋の中には「小間木」と呼ばれるお守りが入っており取主は最もご利益をうけると言い伝えられている。蘇民祭は約1000年受け継がれていたが関係者の高齢化などを理由に今年歴史に幕を閉じた。
長野・佐久市で行われる「榊祭り」を紹介。8月に行われ高さ8mを超す木々をぶつけ合う。祭りは室町時代から続き神社の玉串で使用しており、原点は小さい枝を若者たちが切って町内をお祓いをしたのが起源とされ無病息災などを祈ったがその後枝が大きくなり明治時代には町内通しでぶつけ合う今の形に変化した。枝は最後に神社に奉納される。
石川・能登町で開催の「あばれ祭」を紹介。祭りの開始前担ぎ手をしますタスキを渡して闘魂を注入する。神輿にお酒で清めた後、担いで移動した後神輿を地面に叩きつけるなど破壊していく。あばれ祭ではかつて疫病が流行した際牛頭天王を迎えおさめたとされ荒々しい牛頭天王への感謝を表している。今年も北陸の復興と無病息災を願われた。
金乗院で6月に行われる「」を紹介。熱湯が入った窯が用意され住職が木の枝を使ってお湯を振り回した後入ったり、浴びた入りした。これは自分たちが修行した姿をすべての仏様に披露している。お湯をつかったもの他、燃え盛る火を渡ったりしている。
千葉・いすみ市で行われる「大原はだか祭り」を紹介。大原はだか祭りは江戸時代から続く祭りで神輿を担いで大海原へ向かうのはそn祭りの一部。神輿を担いで町を練り歩き、その後海に入る汐ふみを行い五穀豊穣や大漁祈願を行う。
「野沢温泉」で行われる「道祖神祭り」を紹介。1月に高さ10m以上の木造の社殿が用意されそのしたに25歳になった男たちが集まり「火を持って来い」と一斉に叫びだす。その前にはたいまつの準備をする村人達でその村人たちは松明で男たちを殴打する。厄払いの意味を持ち、江戸時代から続いていおり、男たちは満身創痍になりながら社殿を守り続ける。
長崎市で行われる「脇岬祇園祭」を紹介。祭りは脇岬町で江戸時代から続くもので当時流行病が万栄し村人が神社を建て盛大な祭りで収束したと言われる。5つの町が毎年祭りの準備を持ち回るが当番町は受ける方と渡す方があり当番町はできるだけ取りたくないため揉め事が起き、その引き継ぎの際に殴り合いとなる一種のけんか祭りで仲裁役の登場で祭りは終了となる。
佐賀県で400年の歴史を持つ「呼子大綱引」を紹介。祭りが行われるのは佐賀・呼子町。玄界灘に面した人口約3700人の町。祭りは安土桃山時代豊臣秀吉による朝鮮出兵で士気を高めるために東西に兵を分け、軍船の綱を引かせ合ったことが始まりと言われており重要無形民俗文化財に指定されている。準備では直径15cm、長さ200mの綱を運び出すところから始まる。綱のほか引っ張り合う綱の中心の大きく盛り上がった部分「ミト」をワラで作っていく。ミトには両軍の大将が載って綱を引く合図を送るためしっかりふみ固めて作っていく。
呼子大綱引では漁師が中心の浜組と内陸部の住民の岡組に分かれて引っ張り合う。その中で20年近く岡組の頭をしていた平川英樹さんは今年頭を引退する事から勝利を掴みたいと考えている。息子の孝太郎さんは引退を聞いて寂しと思ったなど話した。引退後次の頭は左官職人の松尾さんが務める予定。岡組は呼子町の5つの地区から総勢81名で勝利を目指す。トウする浜組は港を中心とした6つの地区から作られている。浜組イカ漁師の松岡さんは去年は浜組が勝利して大量だった事から今年も勝つなど意気込みを述べた。呼子大綱引は浜組が勝利すると大漁になり、岡組が勝利すると豊作になると言われている。そんな浜組の頭は市役所勤務の川崎勝吾さん。平川さんに花を持たせたいという気持ちはあるが浜組が勝ってお疲れ様でしたをいうなど意気込みを述べた。
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- 呼子大綱引
呼子大綱引当日。綱引きに向け気合を入れていく。そして運営費用を寄付してくれた街の人に餅を配って回ったり、ドラを叩いて練り歩く町廻りを行いボルテージは最高潮になり会場へ向かう。会場には観光客も含め2000人以上が集まる。綱は全長2200mあり、観光客にも軍手を渡して戦力として参加でき結果600人の大規模な綱引きとなった。勝負は3回行われ2勝した組が勝利となる。戦い中頭をミトから下ろそうと襲撃もあり1回戦は浜組が勝利した。
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呼子大綱引を紹介。2回戦目、次も若い頭に任せて平川さんは勝利を信じてミトには乗らなかった。結果岡組が圧勝した。そして3回戦目、平川さんがミトの上に登り始まった。喧嘩も勃発したり、平川さんがミトから引きずり落とされたりと攻防が繰り広げられ岡組が勝利した。
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富山・砺波市は約4万6000人が暮らす町でチューリップの球根出荷量が日本一。そんなのどかな町が一変するのが「となみ夜高まつり」。毎年6月に開催され五穀豊穣を祈る祭りで大正時代2基の行燈が強引に押し合い町を練り歩いたのが始まりとされ、現在は行燈同士をぶつけ合ったりする。参加するのは砺波市内の16町内。今回大役、鹿島地区の裁許を担当する土山博志さんに密着。土山さんは普段はエンジニアとして働き祭りは歴20年だという。1日目は行燈の美しさを競う「静の祭り」、2日目はぶつけ合う「動の祭り」となる。行燈は高さ約6m、重さ約3トンの夜高行燈で市議会議員など9名が審査を行う。最優秀賞には砺波市長賞が受賞される。土山さんの最高順位は2位だという。鹿島地区は結成11年目で最も歴史が浅いチームでまだ優勝経験は無いという。
祭りまで15日、集会所にはメンバーが集まり行燈の飾りなどを手掛けていく。職人たち美容師や機械整備など一般人で構成される。デザインが形になるまで約10ヶ月ほどで仕事終わりに無償で作業を行っている。行燈をぶつけ合うことなどから祭りには女性と子どもは参加禁止となっているが行燈づくりのサポートをしている。そして今回車輪を大きく作り変えようとしていた。残り6日、色付けを行っていく。そんな中緊急会議が実施された。
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- となみ夜高まつり
となみ夜高まつりに参加する土山さん達に密着。ここで色付け配色ミスが発覚。徹夜で貼り直しをするか判断が迫られるなか徹夜覚悟で張り直すことを決めた。ここまで頑張れる理由として歴史ある祭りを後世に繋ぎたいという思いがあった。翌日行燈の組み立てを実施し2日かけて完成させた。
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