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千歳烏山にある洋菓子店「ラ・ヴィエイユ・フランス」。オーナーシェフの木村成克さんはスイーツ業界の重鎮の1人。厨房の従業員は7人で誰もが木村シェフに憧れて入店してきた。2023年春、店に採用され上京した金野来さんの新たな日々が始まる。3人きょうだいの末っ子で兄も修行中。父の基で一通りのことは学んできたという来さんは、入社3年目のインドネシア出身のアレックさんから学ぶことになった。木村さんは24歳でフランスに渡り名門パティスリーで11年修行。伝統の業を頑なに守り続けるラ・ヴィエイユでは業務用素材をほとんど使っていない。入店3か月、来さんはタルトの仕込みも熟し、プレート書きも任されるようになっていた。来さんは木村さんから叱られた日、スタッフの中で最も経験豊富な草野さんと食事に訪れ木村さんの話題で盛り上がった。

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ラ・ヴィエイユ・フランス 千歳烏山本店千歳烏山（東京）鶴岡市（山形）

来さんの実家がある山形・鶴岡市。2009年オープンの「ル・メランジュ」父・文隆さんが始めたお店。老舗の菓子会社に22年務めた後に、40歳で独立し送り出すケーキは地域に愛されている。東京で店をやりたかった思いを語る文隆さん。実家か東京か、草野さんも同じ悩みに直面していた。長崎市内に4店舗を展開している草野さんの実家。父・一夫さんはケーキにまつわる思い出ばなしを話した。それぞれの店にそれぞれの物語。共通するのはケーキへの思いだった。

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ボンソアール東長崎店ラ・ヴィエイユ・フランス 千歳烏山本店ル・メランジュ千歳烏山（東京）長崎市（長崎）鶴岡市（山形）

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彼女と別れ実家を選んだ草野さんは、切なさに蓋をして仕事に励んだ。イチジクで新作を作る草野さんに木村さんは優しくアドバイスした。

9月、夏休み中の来くんは鶴岡の実家へ。東京は息苦しいんだそうで、家族と団らん。厨房では料理を披露。友達との再会も。

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鶴岡市（山形）

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