- 出演者
- 北村花絵 石川ありす 高野優
オープニング映像。今回は育児漫画家の高野優。テーマは「笑いと共感の育児漫画【「3つの居場所」で自分らしく】」。
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- 高野優
育児漫画家である高野優が講演を実施。高野はキャラクターのイラストを紹介し、キャラクターたちの表情を付けたイラストを子どもたち自身がアプリでその時の自分の気分を先生に伝えるために送り、調子がいいときには教師たちが子どもをサポートして才能を伸ばし、悪いときにはケアを行うことになっているなどと明かした。高野は子どもの居場所、大人の居場所について話していきたいと伝えた。
育児漫画家である高野優が【「3つの居場所」で自分らしく】をテーマに講演を実施。高野は3人の娘がいるとしてイラストで娘たちを紹介した。高野は気持ちがつかれたときこそ自分の心を守ることが大切であり、自分が子供の頃には心が疲れるとどれだけ頑張っても空回りしていたためそうした時には図書館で司書が進めてくれる本を読書し、図書館主宰のワークショップに参加し、学校以外にも居場所ができたことで救われてきたのだなどと伝えた。高野は呼吸がしづらくなったら他の居場所で思いっきり深呼吸することが自分の心を守るために子どもも大人も大事なことなどとイラストを用いて説明した。高野は本は場所ではないが一つの居場所になるとし、子供時代に家に居場所がなかったが本の存在が救世主となり、本の世界が居場所になったからこそ腐らず、道を踏み外さず夢を叶えることも出来たなどとイラストを用いて明かした。
高野は大人の場合でも自宅以外の居場所としてカフェや本屋、習い事や職場も居場所になり、アメリカの社会学者であるレイ・オルデンバーグが提唱した「3rd place」という言葉は1st placeは自宅など生活の主軸になる場所、2nd placeは自学以外で生活のメインとなる学校や職場、3rd placeは趣味や息抜きで他者と交流をする場所とし、リラックスできる場を複数持つことで責任感から解放され、人生の様々な面でメリットがあるとしているなどとイラストを用いて解説した。高野は人は役割を離れて過ごす場所があるからこそ、役割を求められた場所で頑張ることができ、趣味で作った居場所のコミュニティでは学生時代に戻ったかのように好きなことで話が盛り上がる頃ができるなどと伝えた。
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- レイ・オルデンバーグ
高野はアメリカの社会学者であるマーク・グラノヴェッターが提唱した「Weak ties」は仕事や生活に密着していない友人を意味し、その対義語は「Strong ties」で家族・親友・同僚といった強いつながりを意味し、「Weak ties」な関係はフラットであるからこそ利害関係がなく気軽にどんな話もでき、自分とは違う価値観と多く触れ合うことができるなどと伝えた。高野は自分にとっての「3rd place」は山であり、登山することで自分自身が満たされていたなどと明かした。高野は子どもたちが笑って過ごすためにはまず大人の自分たちが笑って過ごしている必要があり、子どもたちの安全地帯が作れるように導いてほしいなどと説いた。
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- マーク・グラノヴェッター
講演を終えた高野は自分が子供の頃には両親を見て大人はつまらなそうだと感じていたが、自分が大人になった時に自分が楽しそうにしていれば子どもたちにとっても夢があると感じてもらえるはずなどと語った。
次回の「テレビ寺子屋」の番組宣伝。
エンディング映像。