- 出演者
- 北村花絵 石川ありす アン・クレシーニ
静岡県富士市にあるさくら台幼稚園にて北九州市立大学准教授のアン・クレシーニが講演を実施。アンは日本で暮らすようになって25年以上が経ち、講演会や執筆活動に加えテレビ出演など幅広く活躍しているなどと紹介。アンは来日当初は日本語が嫌いであったがカラオケが好きになり、Kiroroに出会ってからは日本の文化の美しさを知り、日本語も好きになって勉強するようになり、今では演歌にハマっているなどと明かした。
北九州市立大学准教授のアン・クレシーニが「和製英語の世界を楽しもう」をテーマに講演を実施。アンは1997年に初来日し、当時は日本の言葉も文化も知らず、スーパーで買物も一人でできずにいたが、引っ越しをして近所に挨拶した際に言葉が分からずギャグのような会話をしてしまったことをキッカケに日本語の勉強を頑張るようになったなどと明かした。アンは日本語が話せるようになると生活が楽しくなったなどと伝えた。アンは英訳しにくい日本語があるとして紹介し、それら全てを英語なら「Bay」と挨拶するだけで良く、英語圏では挨拶に上下関係を反映はさせないためなどと語った。
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アンは12年前に奇跡的に和製英語と出会ったとし、日本語には和語・漢語・外来語の語種があり、外来語に関しては読み方は英語と一緒で同じで発音が日本人が言いやすいようにしてあるものが外来語であり、日本の発音で海外で発言してもしっかり通じるものがほとんどだと語った。アンは英語じゃない外来語もあるとして例を紹介した。アンは和製英語は英語圏では通じず、英語圏の多くの人がバカにしていると思ってしまう言葉になり、とある論文には和製英語は日本語だと記してあり衝撃を受けたなどと明かした。アンは和製英語は日本語を話す人にとってコミュニケーションツールで、発音しやすく・聞き取りやすく・想像しやすいためなどと解説した。
アンは好きな和製英語を紹介し、また外来語に「~る」と付ける和製英語も面白くて好きだとし、言葉は必要に応じて生まれ、必要ではなくなると消えていくものでもあり、時代を反映したものにもなるなどと語った。アンは英語になった和製英語を紹介し、和製英語を楽しむことが大切で、好奇心で英語なのか和製英語なのかを見分けるために最も重要などと説いた。
講演を終えたアンは和製英語とは日本人の想像力を現している言語であり、英語を話せないという人が多い中でも英語の土台があるからこそ和製英語ができるなどと語った。
次回の「テレビ寺子屋」の番組宣伝。
エンディング映像。