- 出演者
- 水原恵理 加藤浩次
今回はの舞台は大阪・関西万博、テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。158の国と地域、日本企業や自治体などが参加、最新技術や革新的なアイデアで未来社会のビジョンを発信している。未来社会を支える最新技術と日本の魅力を共創で世界に打ち出す企業や自治体の新たな取り組みを直撃する。
オープニング映像。
本日の直撃!ラインナップを紹介した。
- キーワード
- 大丸松坂屋百貨店日本アイ・ビー・エム
視覚障害者のためのナビゲーションロボット「AIスーツケース」を紹介。内部にはセンサーやカメラなどがあり、スーツケースが自分で考えながら障害物や人を避けて安全に目的地まで連れて行ってくれるとのこと。利用者は音声でAIとやり取りし、目的地を設定する。開発のきっかけは日本IBMフェロー・浅川さん。全盲である浅川さんが視覚障害者が安心して街を歩ける新たなナビゲーションシステムを生み出したいと思ったのが原点だそう。ハードウェアに強い会社も一緒に入って開発しているそう。加藤さんが実際に体験し、無事目的地までたどり着いた。人がたくさんいる時の動きや社会実装の方法などまだまだ課題はあるとのこと。
シグネチャーパビリオンの1つである「Better Co-Being」はデータサイエンティストの宮田裕章氏が手がける屋外パビリオン。宮田氏はこのパビリオンにおいて多様性を保ちながら共に生きていくことを「共鳴」と定義し、来場者は約15名のグループを組んでアート作品を巡りながら共鳴を体験できるという。共鳴を体験する上で鍵になるのが「echorb」というデバイスで、特殊な振動で皮膚を刺激して脳に錯覚を生じさせる「3Dハプティクス」という技術が用いられている。このデバイスが前後左右に引っ張られているような不思議な感覚を生み出す。パビリオンではechorbと連動したアプリを手に3つのアート作品を巡るという。作品がある地面の下にはアンテナが張り巡らされており、echorbを通じて参加者の位置情報や滞在時間を感知。するとアプリにはその場で体験できるアートの説明が表示され、関心のあるものにいいねを送ることができる。そのいいねが共有されることで参加者は共鳴を体験できるとのこと。このリアルタイムでの共鳴体験を日本IBMのサーバーが可能にしているという。そして共鳴体験の最後には参加者の体験などを分析・総合した1つの色が球体に映し出される。サーバーの今後の活用について日本IBMの担当者は「サーバー内にある会社特有のデータを活用して新たなAI技術を取り入れることで企業のプロセス全体がより良くなる。その元となるデータをIBMが守っていく」などと話した。
老舗百貨店・大丸松坂屋百貨店で新規事業を担当する岡崎さん。万博で5月に開催されたイベント「地方創生SDGsフェス in 大阪・関西万博 2025」で大丸松坂屋百貨店はある自治体とともに新規事業に関するブースを出展。会場には5日間でのべ4万人以上の来場者が訪れた、今回加藤にも体験してほしいと特別に用意してくれたものとは!?大丸松坂屋百貨店は、2023年から百貨店業界として初めて本格的にメタバース事業に参入。メタバースにおける正装をコンセプトに細部まで作り込まれたアバターや3D衣装を販売している。島根県の中央に位置する江津市。東京から電車移動で約7時間超かかることから東京から一番遠いまちと評されたことも。そんな江津市の観光誘致のためメタバースで共創に取り組んでいる。
メタバースの成功例を紹介。今回メタバース化したのは、島根県江津市を中心とした石見地方で有名な石見神楽。 エンターテイメント性が高い演出が特徴。日本神話でも有名なヤマタノオロチ退治を題材にした演目では大蛇が火花を散らし暴れる姿が観客を圧倒。加藤さんがメタバース石見神楽を体験。メタバースならではの仕掛けとして、舞台に上がれることを紹介。万博以外にもイベントを積極的に開催、観光誘致につながる活動を継続している。岡崎さんは「私達は呉服店から百貨店になった。江戸時代に作られた着物を大正時代に収集した資料館がある。その実績から、伝統芸能の衣装制作も私達ならできると(江津市に)お話させていただいた。百貨店は各地域と根ざして発展してきた。私達は地域共栄というのをビジョンのひとつに入れている。これからも色々な地域と協力して発展していければ」などコメント。
「ニッポン!こんな未来があるなんて LIVE PITCH Vol.10」の告知。9月9日、テレビ東京公式YouTubeチャンネルで生配信。
次回の「ニッポン!こんな未来があるなんて」の番組宣伝。