- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央 畠山衣美
月を巡る各国の競争、激しくなってる。重要になってくるのが、宇宙でのルールだが、まだ確立されていない面もある。宇宙条約は、宇宙の利用に関する初めてのルールとして、1967年に発効。日本、米国、中国、ロシアなどが加わっている。この中では、特定の国が月などの天体や宇宙空間を自国の領土とすることを明確に禁じている。その一方で、資源開発についての明確な規定はない。宇宙空間の法制度に詳しい専門家・ミシシッピ大学・ミシェルハンロン教授は「現状では早い者勝ちの状況。どうすれば、すべての人類の利益になるのか考えることが、われわれの仕事だ」と話している。取材に応じてくれた惑星科学者が専門・寺薗淳也さんは「人類が月に向かう流れは止められない。基地が出来たり、そこから火星に行ったり、人間が月に常駐する段階になったときに日本人がそこにいるのは大きな価値になる。積極的に関わっていくべき」と話していた。
将棋の八大タイトルの1つ叡王戦五番勝負の第3局で、藤井聡太八冠が敗れ、タイトル独占の維持に後がない状況になった。現在タイトル戦21連覇中の藤井八冠が、タイトル防衛に1敗もできない角番に追い込まれるのは初めて。逆に藤井八冠に挑む同い年の伊藤匠七段は、2勝1敗として自身初のタイトル獲得に王手。
米国大統領選挙までまもなく半年。民主党・バイデン大統領と共和党・トランプ前大統領が争う構図。選挙で一つの鍵を握るのは若者の動向。Z世代と呼ばれる、18歳〜27歳の若者の有権者は、約4100万人。有権者全体の2割近くを占めるとされる。若者票をどう取り込むのか、両陣営が激しい獲得競争を繰り広げている。ことし2月に開かれたイベント。トランプ前大統領が自身をイメージした新作のスニーカーを発表。若い人たちに投票を呼びかけた。さらに総合格闘技の試合会場にも登場。選挙集会ではない場所で、有権者の前に姿を現すのは異例。トランプ前大統領は去年から、大学のアメリカンフットボールの試合会場なども訪問。トランプ陣営の広報担当者は「AP通信に対し、既存のメディアに幻滅している有権者とつながる絶好の機会となる」と話している。
米国・バイデン大統領が力を入れているのが、SNSのインフルエンサーを使った選挙戦。3月、米国・ホワイトハウスに招いたのは、数十万のフォロワーを持つインフルエンサーたち30人余。バイデン政権の政策を若者たちに発信してもらうねらい。前回、若者の6割の票を獲得したと見られるバイデン大統領。インフルエンサーたちに直接、呼びかけた。さらに激戦州では、地域密着型のインフルエンサーに資金を提供して投稿させる取り組みも始めた。東部ペンシルベニア州のラトイストーさんのフォロワーは1万8000余だが、地元では有名なインフルエンサー。去年、民主党系の有力政治団体が、票を呼びかける動画を作らないかと持ちかけた。4本の動画を投稿したストーさんに1000ドルを支払った。投稿を依頼した政治団体は、今回の選挙戦でインフルエンサー150人に対し、合計100万ドルを投じる計画だと伝えられている。
両陣営が力を入れているのは、若者からの支持が伸び悩んでいるから。世論調査では、半数近くが「ほかの候補者が好ましい」「投票したい人がいない」と答えている。選挙で投票したい候補者がいないという若者の一人は、去年末に1人暮らしをやめ実家に戻った。現在の月収は2300ドルほど。1000ドル以上の家賃を払い続けることが難しくなったから。大学時代の学費2万8000ドル以上、日本円にして430万円余のローンも抱えている。コロナ禍で就職活動がうまくいかず、2年近くアルバイトを掛け持ちしながら生活してきた。おととし、ようやくフルタイムの仕事を得たが、物価の上昇で苦しい生活が続いている。4年前の選挙ではバイデン大統領に投票。しかし物価高に有効な対策を打てないうえ、パレスチナを攻撃するイスラエルに多額の支援を続けていることに納得できないという。一方で、大統領選挙で不正があったと主張し、刑事裁判を抱えるトランプ前大統領にも投票できないと考えている。
米国の大学では今、イスラエルによるガザ地区への攻撃に抗議するデモも広がっている。ただバイデン大統領もトランプ前大統領も、スラエルを支持する姿勢を崩していない。こうした中で若者に話を聞くと「今回は関心が持てず、投票に行くかどうか決めていない」「行くとしてもどちらに投票するか悩ましい」と話す人もいた。8年前の大統領選挙では、民主党・ヒラリークリントン候補を現地で取材していただが、共和党・トランプ前大統領に負けた要因の1つが、若者から支持を十分得られなかったことだった。クリントン氏はウォール街から多額の献金を受けるなど、富裕層の代表と見られ、学生ローンを抱えて、格差の拡大に不満を抱く若者から反発があった。前回、若者票を多く獲得したバイデン大統領だが、その支持を失うと今度はトランプ前大統領に敗れる可能性がある。若者票の奪い合いが、11月の決戦に向けて激しさを増すことになる。
天皇ご一家は、静養のため、栃木・高根沢町にある宮内庁の御料牧場を訪ねられている。ご一家は牧場内を散策し、放牧されている馬の様子を眺めながら、にこやかに会話されていた。天皇ご一家は数日間滞在し、動物と触れ合ったり、散策を楽しまれたりするという。天皇陛下、皇后雅子さま、愛子さまの映像。
全国各地の天気を伝えた。あすも晴れる 朝と日中の気温差注意。
いずれも背番号1「8」をつけた日本の投手3人、カブス・今永昇太、ドジャース・山本由伸、タイガース・前田健太が先発登板。そろってすばらしいピッチングを見せた。カブス・今永昇太は、ここまで4勝負けなしと好投が続いている。カブス1−0メッツ。今永は7回無失点の好投で5勝目、防御率0.78は、両リーグ通じてトップ。今永投手は「よりレベルが高い選手が現れたときに、また乗り越える努力をしたい」と語った。
ドジャースは、大谷翔平が休養のため、ベンチから試合を見守る。ドジャース8−0ダイヤモンドバックス。先発のドジャース・山本由伸は、一度も三塁を踏ませず、6回無失点で3勝目を挙げた。山本投手は「いい状態をキープして、もっと調子を上げていけたらいい」と語った。
タイガース4−1カーディナルス。タイガース・前田健太は、移籍後初勝利を目指して先発し、6回1失点の好投。6試合目の登板で、新天地で初勝利を手にした。前田投手は「僕のキャリアにとってもすごく大事な1勝になる」と肩tt。あ米国・デトロイト、カーディナルス・ラーズヌートバーの映像。
来週月曜日に東京ドームで予定されているボクシングの4つの世界戦:4団体統一世界スーパーバンタム級・井上尚弥×ルイスネリ、WBO世界バンタム級・ジェイソンマロニー×武居由樹、WBA世界バンタム級・井上拓真×石田匠、WBA世界フライ級・ユーリ阿久井政悟×桑原拓。日本人最年長として注目されているのが石田匠選手32歳。初の世界チャンピオンへ、その思いの原点には両親との約束があった。大阪出身の石田匠選手は17歳でプロデビュー、日本チャンピオンにも輝いている。あだ名は「なにわのプリンス」。武器は左ジャブ。アルバイトをしながらボクシングを続けてきた。かなえたい夢は、ただ1つ。石田選手は「家が裕福ではなかったので、世界チャンピオンになってお金稼いで親を楽にさせてあげたい」と語った。
石田匠選手がボクシングを始めたのは小学6年生のとき。格闘技が好きだった父に勧められたのがきっかけ。しかし父は、このころから職場の人間関係に悩むようになり、自律神経失調症と診断される。代わりに母が、パート3つと内職を掛け持ちし、家族4人を支えてきた。働くことができずにみずからを責め続けていた父には手紙を渡していた。しかし、これまで大きな壁となってきたのが世界戦。7年前の挑戦では、スタミナが足りず、相手に押し込まれ判定負けを喫した。32歳で挑む2回目の世界戦。1年ほど前からフィジカルトレーナーをつけスタミナを強化。さらにフィリピンから呼んだのは2人のプロボクサー。2人を交互に相手にし、1か月で100ラウンド以上のスパーリングをこなしてきた。世界戦まであと4日。石田匠選手のショータイムが始まる。石田選手は「ボクシング人生の集大成として、必ず勝って東京ドームで世界チャンピオンになる」と語った。石田選手のWBA世界バンタム級タイトルマッチの対戦相手は井上拓真選手。井上尚弥選手の弟。
今月の夏場所に向けて、横綱審議委員会の稽古総見が行われ、大型連休に合わせて、一般に公開された。注目の1人は、大関・琴櫻。元横綱の祖父から受け継いだしこ名が、初めてアナウンスされた。稽古では祖父譲りの前に攻める相撲。ただおとといからのしこ名には慣れていないようで、琴櫻は「(アナウンスは)自分でもびっくりした」と語った。新小結・大の里は、初土俵から僅か1年で三役に昇進。優勝2回、大関・霧島との稽古では2戦全勝。上位相手に力を見せて、ファンを沸かせた。大の里は「上位の人と相撲を取って自信になった」と語った。
あすから大型連休の後半が始まることを伝えエンディング。