- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央
広内仁アナウンサーらが挨拶した。
ハマスとの交渉で、イスラエルは人質全員の解放を求めているが、第1段階として40人だったのに対し、今回は33人に。また、人質が解放されれば、40日間、戦闘を休止するほか、戦闘の終結についても協議する用意があるとの姿勢を示しているとも報じられている。ブリンケン国務長官は「イスラエルはハマスへ、極めて寛大な提案をしている」と述べた。一方、ハマスの幹部はアルジャジーラの取材に対し「パレスチナ人への攻撃は犯罪であり、犯罪行為をやめたからといって寛大ということにはならない。イスラエル側が完全な停戦を望んでいないのは明らかだ」と反発。合意に至るかは予断を許さない状況となっている。
エルサレムから中継で、田村佑輔支局長は「人質の犠牲を伴うおそれがある地上作戦よりも、交渉による解放を優先するよう求める市民の声が激しさを増していた」、「ただ、イスラエルの極右の閣僚からは、地上作戦を行わないなら、政権からの離脱を示唆する発言も出ている。ネタニヤフ首相の今後の対応が注目される」などと伝えた。バイデン大統領はエジプト、カタールの首脳と相次いで電話会談。世論調査ではイスラエルの軍事作戦を支持しないと答える人が多く、大統領は秋の選挙を意識して働きかけを強めているものとみられる。
天皇陛下が即位されてからあすで5年。新たな形で人々とのつながりを築きながら、象徴としての務めを模索されてきた。2度にわたって能登半島地震の被災地を見舞われた天皇陛下。皇后さまとともに避難している人たちにことばをかけられた。お2人は、同じ目の高さで被災者と話された。上皇さまの退位に伴う皇位継承で始まった令和の時代。天皇陛下は、令和元年5月1日に即位し、新たな時代の象徴として歩み始められた。儀式や行事に臨む一方で、皇后さまとともに各地を訪ね、国民との触れ合いも重ねられた。
即位された翌年、思いもよらない事態が起きる。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大。全国植樹祭や国体の開会式など、象徴天皇制が定着していく過程で大きな役割を果たしてきた恒例行事が、戦後初めて、すべて開催が見送られる事態になった。直接訪ねることがかなわない中、国民とのつながりをどう築くか、模索されたのがオンラインを活用した交流。自然災害で被害を受けた人たちのお見舞いや復興状況の視察など、オンライン訪問は、これまで20回行われた。3年前、東日本大震災から10年にあたってのオンライン訪問で、天皇皇后両陛下と懇談した男性は、福島・双葉町で被災し、福島第二原発の収束作業に当たった。天皇陛下は「一番苦労したこと」について聞かれ、男性は、当時、つけていたノートの内容を踏まえて答えたという。男性は「10年たっても被災地を忘れていないと非常に感動した」と語った。同じ日にオンラインで懇談した福島・大熊町出身の男性は、直接訪ねることがかなわなくても話を聞こうとされた天皇陛下の思いに驚いたという。男性が印象に残っていることについて語った。
今年2月の記者会見で、天皇陛下は、皇室の活動が縮小を余儀なくされた当時を振り返り「人々とのつながりを築き、国民の皆さんの力になるために、私たちに何ができるかを考え、宮内庁とも相談し、オンラインでの交流の可能性を検討しました」と話された。上皇さまの退位に向けた政府の有識者会議で座長代理を務めた東京大学・御厨貴名誉教授は「コロナ禍になってからしばらく、考える時間だった。天皇制、皇室はどのように受け継がれていくのがいいのか、その時間にお考えになられたと思う」と述べた。
気さくな人柄で知られる天皇陛下。新型コロナの行動制限が緩和され、人々と直接触れ合う機会が戻る中、その場を和ませるような発言をされる場面も増えている。即位後初の親善訪問。インドネシアにある日本語教育に力を入れている大学を訪ね、学生らと日本語で懇談された。日本のアニメが好きな学生が「“NARUTO−ナルト−”という作品が好きだ」と伝えると、天皇陛下はほほえみながら「私は徳仁(なるひと)です。特に関係ないのですけど」と話され、大きな笑いが起きた。行動制限の緩和に伴って、ご一家の自然なやり取りを私たちが目にする機会も増えてきた。愛子さまも交えて、3人でほほえまれる場面も見られた。
この5年で新たな取り組みも。外国からの賓客をもてなすため、皇居宮殿で開かれる昼食会。メニューには、フランス語で和食の前菜とある。伝統的に西洋料理のコースが提供されるが、両陛下の発案で和の要素が取り入れられるようになり、手まりずしや天ぷらなどが出されたこともあったという。さらに宮内庁は、ことし4月には、インスタグラムの公式アカウントを開設。画像や動画で情報発信を始めた。若い人たちにも皇室への理解をより一層深めてもらうのがねらいで、開設からおよそ1か月たったきょうの時点のフォロワーは、120万人に上っている。
- キーワード
- 天皇徳仁宮内庁 インスタグラム皇后雅子
東京大学・御厨貴名誉教授は、象徴としてこれから期待することについて「“天皇陛下”といしていらっしゃることはわかっていても、昔のように国民が動向について何も思わない。無関心が増えていく。無関心に対して、兵かとして訴えかけていく、これは大変だと思う。自然災害が会った時、現地いいって寄り添うことが1つの特徴であるならば、貧困にあえいでいる人たちにどういうふるまいをされるのかが1つの課題になる」と述べた。即位してからの5年間は、新型コロナや災害もあって、大変な中、模索されてきた。御厨名誉教授は「経済的な貧富の差や、地方と都市の格差といった社会の分断が進む中、天皇陛下がどのように関わられるかも大事だ」としたうえで、「オンラインの活用とともに、これまで以上にいろいろな地域を回って見られることが増えるのではないか」と話していた。
東京15区で当選した立憲民主党の酒井菜摘氏に東京都庁で当選証書が手渡された。酒井氏は「うれしい気持ちでいっぱい。同時に身が引き締まる思い」と語った。補欠選挙で自民党が全敗したことについて、岸田首相は「国民の信頼回復に努めていきたい」などと述べた。衆議院の解散については全く考えていないという。公明党の山口代表は総理からの電話で補欠選挙で結果を出せなかったことをお詫びされたといい、公明党がまとめた政治改革についても言及。自民党には積極的な対応を求めたいという。立憲民主党の岡田幹事長は「(補選で)自民党の(政治改革)案がダメだとはっきり示された」、共産党の小池書記局長は「自民党の提案は、何の反省もない、危機感のかけらもないような代物」と述べた。
自民党内を取材すると、補選で厳しい評価が下されたことを受けて「より踏み込んだ再発防止策を講じなければ、国民の理解は得られない」と話す議員もいる。一方、立憲民主党などは、補選を受けて、自分たちがまとめた案を飲むよう、これまで以上に強く迫る構え。大型連休明けには、参議院で政治改革を議論する特別委員会が控えている。今の国会で、政治資金規正法の改正を実現するため、与野党の議論が活発になる見通し。
東京外国為替市場では1ドル156円台前半からじりじりと円安が進み、神経質な取り引きが続いた。29日、為替が急激に円高方向に転じたが、市場関係者の間では「政府・日銀が“覆面介入”を行ったのではないか」という見方が強まっている。ただ、財務省の神田財務官は言及を避けた。アメリカでは30日から連邦準備制度理事会の金融政策を決める会合が始まる。パウエル議長が利下げに慎重な発言をすれば、一段と円安が進みかねない状況となっている。元日銀理事の早川英男氏は日本の国力低下を指摘し、「モノ・人への投資を増やし、競争力を高める方向にかじを切っていかないと力がついてこない。日本経済が強くなることで、それを反映する形で円高というのが一番望ましい」と語った。
シンガーソングライター・米津玄師さんへのインタビュー。米津さんが今月リリースした新曲「さよーならまたいつか!」は、現在放送中の連続テレビ小説「虎に翼」の主題歌として書き下ろした。楽曲には、今を生きる私たちへのメッセージが詰まっていた。米津さんは「誰もまだ通ったことがないやぶの中を切り開いていくという印象を覚えた。そういう印象は大事にしたいなと思って」と語った。ドラマの舞台は、100年ほど前の昭和初期。主人公のトラコこと猪爪寅子が、日本初の女性弁護士を目指す物語。女性が弁護士にはなれなかった時代。周囲にもやもやとした思いを抱く寅子。そうした状況にどう向き合っていくのか。米津さんの考えが「さよーならまたいつか!」というタイトルに表れている。米津さんは「目の前に残酷な現実というものがあるからこそ、軽やかな表現を取る、にこやかにぶち切れる。そっちのほうがよりダイレクトに伝わるんじゃないかという気がした」と述べた。
シンガーソングライター・米津玄師さんへのインタビュー。2012年に活動を始め、SNSの公式チャンネル登録者数は、日本人アーティスト最多の711万人。動画の総再生数は55億回を超えている。これまで大切な人を失った喪失感やコロナ禍での愛の形を歌い、時代の渦の中で生きる人々に寄り添うメッセージを届けてきた。米津さんにとって、101作目となる今回の楽曲「さよーならまたいつか!」には「生まれた日からわたしでいたんだ」との歌詞がある。ドラマの舞台である100年前と形が変わっても、悩みを抱えて生きている私たちに伝えたいメッセージがある。米津さんは「私は私でしょうっていう、それを認めることによって、ある程度、自分を許すっていうことを繰り返しながら、自分を信頼する、私は私であるという形で自分を信頼し続ける」と語った。日常を過ごす中で、米津さんが思い浮かべるのは、遠い未来、100年先。米津さんが「100年先とは」「100年先に米津さん楽曲は」について語った。
「核のごみ」の処分地選定に向けた、文献調査の受け入れを検討している佐賀・玄海町に対し、経済産業省は調査実施を申し入れることを明らかにした。調査は、自治体が公募に応じるか、国の申し入れを受け入れることで実施が決まることになっていて、経済産業省としては、脇山伸太郎町長の判断を後押しするねらいがあるものと見られる。
囲碁の十段戦第5局。挑戦者の井山裕太二冠がタイトルを持つ芝野虎丸二冠に勝ち、6期ぶりに十段のタイトルを獲得することになった。王座、碁聖と合わせて約9か月ぶりに三冠に返り咲くことになり、自身の持つ七大タイトルの通算獲得数の最多記録を60期に伸ばした。
北海道・美唄市の東明公園では、いま桜が見ごろを迎えている。まとまった数のソメイヨシノを咲かせる場所としては同公園が日本最北端。ソメイヨシノやエゾヤマザクラなど約2000本の桜が楽しめる。
全国の気象情報を伝えた。関東では明日、上着の用意を。
パリ五輪 アジア最終予選の準決勝で、日本はイラクと対戦。藤田譲瑠チマキャプテンのパスから細谷真大が先制ゴールを決め、藤田キャプテンは荒木遼太郎の追加点もアシストした。日本は2-0で勝利し、パリ五輪出場を決めた。解説を担当した森岡隆三氏は藤田キャプテンを称え、「日本代表としての成長、個の部分での成長を感じる、そんなゲームだった」と述べた。決勝は日本時間の5月4日午前0時半から行われ、ウズベキスタンと対戦する。
レアル・ソシエダード対レアル・マドリードの試合で、久保建英がゴールを決めたかと思われたが、味方のファウルがあったためノーゴールに。試合はレアル・マドリードが勝利。