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- マツコ・デラックス 喜入友浩
クリスマス前の今、銀座では、トップデザイナーが手掛けたこだわりのショーウインドウが立ち並ぶ。銀座は、街全体でショーウインドウ文化を守っている。デジタルサイネージのみの広告が禁止され、毎年デザイナーと一緒に巡るショーウインドウツアーが開催されている。空間デザイナーとして銀座のショーウインドウを25年以上手掛けた持木が最新クリスマスショーウインドウを紹介する。和光のショーウインドウ替えに密着した。
持木は、ディスプレイデザイナーで、日本空間デザイン協会の理事を務めている。銀座天國のショーウインドウを26年間担当した。銀座の店にとってショーウインドウは店の顔だという。各店のショーウインドウが連なることで、銀座の街の表情を作り上げているという。
銀座ショーウインドウマップを紹介した。資生堂パーラーは、高さ5.2mの縦長のウインドウが特徴だという。去年のクリスマスウインドウ「在る美」は、日本空間デザイン賞2024のグランプリを受賞した。和傘の骨組みでクリスマスツリーを表現した。京都の職人が手作りし、あえて内側の糸が見えるようデザインされている。2022年に発表された「生きる地層」は、接状剥離という技法で本物の地層を剥ぎ取りディスプレイし、話題を呼んだ。
GINZA SIXの地下には現在ケーキ型や食べ物で出来たシャンデリア「ヘヴンリーギフト」が展示されているショウウィンドウがあり、引き込まれるようなデザインとなっている。
伊東屋のショウウィンドウは約5m×5mの巨大な作りで、現在は同じ環境で共生しない花を混在させ異世界を表現した作品「Take a peek!」を展示している。またショウウィンドウ自体が回転する扉になっていて、店内を通り抜けた裏手にも小さなショウウィンドウがある。
バーニーズニューヨークのショーウィンドウは奥行きが約2mあり、深さを活かしてボリューム感のある攻めのウィンドウを展開している。
ミキモトのショーウィンドウは3枚のガラスを繋げた超大型で、今年は世界各国のクリスマスの過ごし方をプレゼントや影絵で表現している。
銀座四丁目交差点にある和光は銀座のランドマーク的存在で、1和光のショーウィンドウは1952年から長年銀座の顔として愛されている。ショウウィンドウは歴代の名だたるデザイナーが手掛けてきていて、現在は2000年から武蔵淳さんが手掛けている。これまでに手掛けた作品はメインウィンドウだけでも200以上あり、母の日のために制作した見る場所を指定してその場所から見るとウィンドウ内の蝶が羽ばたいて拍手してくれているように見えるショウウィンドウ「拍」などが代表作となっている。また東日本大震災が発生した2011年にはあえて何も入っていないショーウィンドウを提案し、見る人の想いを入れてほしいという試みを3日間行った。
今夜のnews23はクリスマス商戦を迎えるおもちゃ市場について紹介する。
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ショーウィンドウが最もきらびやかな12月、和光はこれまで巨大しろくまやバンドが演奏すえる2018年「奏」や連なったツリーと星座がゆりかごのような「悠」など様々なクリスマスショーウィンドウをデザインしてきた。和光のクリスマスショーウィンドウ替えに密着した。今回のテーマは時計塔と2体のモンスター。造形スタッフがウィンドウ内で組み立てていく。次に金属の骨組みをベテラン2人がモンスターの目を仕掛けを作っていく。柳田さんと植草さんは定年後ウィンドウで使うメカの会社を設立した今回文字盤がCGの時計塔が運び込まれパーツ搬入は終了、その後造花など担当が行い、最後にデコレーターの内藤さんがミリ単位で調整していく。修正すること3時間、作業時間12時間で「~Amazing Christmas~「惑」が完成した。センターに和光のシンボル時計塔と2体のモンスター、早くクリスマスにしたいモンスターとゆっくり来てほしいモンスターがコンセプトだという。スイッチを押すと文字盤が目玉に変化、いたずらしていたモンスターと目があって気まずくなって目をそらす仕掛けだという。点灯は毎晩22時まで。
銀座ショーウィンドウの世界を紹介。銀座では「ショーウィンドウとは”ストリートシアター”であり”街の床の間”である」と伝わっているという。武蔵さんは「日本の間でありおもてなしの場」だと紹介した。