- 出演者
- 大浜平太郎 塩田真弓 パックン 中垣正太郎 渡辺努 壁谷洋和
NY株式について伝えられた。
石光さんは、金利が上昇して企業業績の影響について「金利の上昇による企業業績の悪化はあまり顕在化されていません。S&P 500企業の負債の92%が固定負債で、金利は3.2%と推察されている。」と話した。FRB・ジェファーソン副議長は「来年満期の社債の大部分で借り換えが必要となり、金利が上昇する可能性が高い」と話していることが伝えられた。現在、保有水準の低い企業は、利上げ局面で設備投資が大きく減少し、現在の高金利でさらに減少するという予想が伝えられた。
為替・金利・商品について伝えられた。
渡辺さんは「CPINOWは8月最終週がピーク(ただし、特売の増加が個人消費低迷の兆しはない)」とあげた。「8月の最後の方にピークになりまして、そこからさらに下がってきて8%を割り込むところになっている。」と話した。今後心配なのは、インフレ率がぐんぐん下がって消費も弱くなるというところが心配だという。壁谷さんは「相場の転換点はやって来るか?」とあげた。「重要イベントが目白押しの一週間かなということで、年内最後の山場になるかもしれないと感じている。来週火曜日に日銀の会合の結果が判明しますし、水曜日は日本企業の決算発表が集中する日である。金利上昇を抑え込むようなFOMCの結果だったり、ていうものがでてくるか1つポイントだと思います。」と話した。アメリカの決算発表の目玉は、アップルだという。
モーサテプレミアムでは、きのうの夜に月に1度のセミナーを開催した。テーマは「3万8915円も射程圏内?史上最高値への“壁”とは…」。モーサテプレミアムのサイトでアーカイブ配信を実施中。
今回話を聞くのは「マクドナルド」を展開する「日本マクドナルド」。全店売上高の推移を表示した。1年前の同じ月と比較してマイナスとなったのはコロナ禍の一度だけで後はプラスを維持してきた。他の外食チェーンは売上を大きく落ち込み苦しむ中、外食業界の勝ち組と言われた。ただ、原材料費・人件費の高騰などで前期は利益が減少し、「業界の勝ち組も曲がり角か」と指摘する声も出てきている。どのようにして利益を回復するのかCFOに聞く。
日本マクドナルドの本社は高層ビルが建ち並ぶ東京の新宿副都心にある。吉田修子さんは2000年に監査法人トーマツに入所、アメリカで13年間勤務した後、2013年に日本マクドナルドに入社し2022年にCFOに就任した。マクドナルドは現在日本全国に約3,000店を展開。外食チェーンの中で1つのブランドとしては日本で最多の店舗数を誇る。業績は増収の流れを維持しているが、営業利益は2022年12月期に2.1%の減益となった。値上げを2度実施したが原材料・人件費などのコスト増加を吸収しきれなかった。今年7月に実施した値上げでは、店舗賃料や人件費の上昇が特に厳しい都心店舗で価格を大きく引き上げる措置を導入した。「ビッグマック」は都心店で500円、準都心店で470円、通常店では450円と3段階を設定した。去年と今年で合計4度の値上げを実施したが、値上げ後も既存店の売上高の伸び率はプラスを維持しており、値上げが消費者に受け入れられた形。また、客の満足度の引き上げを狙い、モバイルを使ったサービスを次々と導入している。2020年1月には全国の店舗にアプリを使って注文できる「モバイルオーダー」の導入が完了し、いまでは注文数全体の16%を占めるまで利用が広がった。支払いもスマホで完了するため、商品を受け取る際にレジ前で並ぶ必要がない。店舗では今月、d払いやau PAYなどバーコード支払いを全店舗に導入した。モバイルオーダーによる注文増加を受け、店舗への設備投資も進めている。中期経営計画では新店の開発や店舗改装、アプリなどのデジタル関連設備に毎年300億円投資する方針を掲げている。CFO参上は番組で伝えきれなかった部分を「モーサテプレミアム」で公開。
映画「テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR」の予告編映像が紹介された。テイラーさんのコンサートの1年間の経済効果が全米だけで50億ドルとも言われている。きょうのテーマは“ アフターコロナ経済 救世主はテイラー・スウィフト?”。チケットの売上だけをみると、半年しか続いていないツアーだが約10億ドル、ポール・マッカートニー氏が持っている記録の更新となる。ホテル業界は最初の28公演だけで9820万ドルの収益。経済効果はFRBがベージブックで公開している。ファンの消費額は平均でチケット代100ドル、ホテル・食事・交通費など300ドルだが、テイラーのファンは1300ドル~1500ドルと試算されていて、去年アメリカで売れたレコード盤の4%はテイラー・スウィフトさんとのこと。人気の理由は、かわいい、MVの動画がおもしろがメロディがキャッチーで歌いたくなる、歌詞の内容がハートを掴むストーリーになっているなど。専門家はテイラー・スウィフさんのすごさを「別格だ」と言っていて、ビルボートトップ10のヒット曲を40出しているので、大ヒット曲だけで3時間半できる。またツアーも長く、今回のツアーは来年の11月までで150近くの公演。半年だけで史上2位の売り上げを記録しているが、来年は今の倍くらいいくのではと推測されている。またツアーが行われるそれぞれの街は盛り上げたいと、アピールを競い合っていて、スウィフト・シティーやスウィティー・アポリスと街の名前を改名したり、道の名前につけたりして「テイラー・スウィフトの街」とアピールしている。きょうのパックンの視点は「スイフティーサービスの徹底らー!」。「テイラー・スウィフトの凄さは歌詞の内容が親近感などをもたらしている、ファンを引きつける力は半端ない、それをもっての史上最高のツアーができている」などと話した。
全国の気象情報を伝えた。
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Amazon.comの7-9月期決済は売上高が1年前から12.6%増加し、市場予想を上回った。純利益はコスト抑制策の効果で3.4倍にのびた。クラウドサービスAWSは売り上げの伸びが前年比12.3%程度にとどまり、市場予想にとどかなかった。10-12月期の売上高は最大1670億ドルに達するとの見通しを示している。
総務省はテレビ東京など全国の民放局とNHKの196事業者に地上波放送の再免許を交付した。放送免許は有効期限が5年となっていて、現在の免許は今月末に期限が切れるが、電波監理審議会が電波法や放送法に照らして審査した結果、適当との答申をしたため、来月1日から5年間有効となる再免許が認められた。
米・ワシントンを訪問している中国の王毅外相とブリンケン国務長官の会談が先程始まった。来月中旬に米・サンフランシスコで開かれる国際会議に合わせたバイデン大統領と習近平国家主席の首脳会談実現に向けて調整がどこまで進むかが焦点。またアメリカと中国が安全保障や経済など多くの分野で対立を抱える中、関係安定化に向けた協議も行われるものとみられる。
アメリカ株式先物の値を確認した。
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アメリカと中国について、パックンは「対立姿勢はまだ続けてるし、前よりはトーンダウンしたけどアメリカ国民はまだ中国に対する反感が高いのは間違いない。ただ話し合うのはとても大切」などと話した。