2024年8月14日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京

モーサテ
【米労働市場は悪化の一途を辿るのか】

出演者
池谷亨 片渕茜 中垣正太郎 平出真有 遠藤功治 松波俊哉 剱崎仁 
(ニュース)
既存店売上高が減少

アメリカのホーム・デポの5月から7月期決算は1年前からわずかに増収となり、1株利益は市場予想を上回った。ただ既存店売上高は、1年前から3.3%減少。高い金利により、消費者の需要が圧迫されたとしている。また2025年1月期通期見通しは既存店売上高が3%から4%減少するとして、従来の見通しから引き下げた。

キーワード
ホーム・デポ一株利益
2022年7月以来 最大の低下幅

ヨーロッパ経済研究センターが発表した、8月の景気の先行きに対する期待指数は19.2と前月から22.6ポイント低下し、低下幅は2022年7月以来の最大だ。ZEWのバンバッハ所長は、「中東情勢などの不透明要因が影響し、ドイツ経済の見通しは崩れつつある」と指摘している。

キーワード
ZEW景況感指数アヒム・バンバッハ欧州経済研究センター
南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」

現在、気象庁から南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」が出されていることを伝えた。

キーワード
南海トラフ地震臨時情報気象庁
きょうの経済視点
解説 市場は何を見ているか

剱崎さんは「7月の雇用統計が下振れて、米国の金融環境指数が−0.4まで低下。マイナスとなったのは2023年10月30日以来で、そのあと株価が戻りました。足元のインフレ率、労働市場、金融環境に整合的なFF金利を計算したところ、米国の年末までの利下げ回数は2回となります。市場は年末まで3.5回を織り込んでいることになるので、利下げ回数は市場の想定よりも少ない可能性はあると考えます」、松波さんは「現状、アメリカでは約800万人の求人に対して失業者約700万人で、仮に失業者全員が就業したと仮定しても、100万人の人手不足となっています。約4%の名目潜在成長率に対して、3.8%台の10年金利の関係は、投資リターンと調達コストがまだ湿潤剤となっていると考えます」などと話した。

キーワード
テイラー・ルール
1 - 2 - 3

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.