- 出演者
- 矢内雄一郎 大浜平太郎 パックン 片渕茜 平出真有 中原みなみ 福永博之 森田京平
国内では良品計画やイオンの決算発表、アメリカでは3月の生産者物価指数、4月のミシガン大学消費者信頼感指数が発表される。
ウィリアムズ総裁の講演がある。森田京平氏は「関税が進むなか、関税は短期的に見れば最大の犠牲者は米国。犠牲者ぶりが発揮される姿は経済が停滞し物価が上がるスタグフレーション。中央銀行にとってスタグフレーションは最も苦手な症状。本来中央銀行は物価の万人であるということを考慮すれば物価安定に配慮すれば中央銀行は容易には利下げしないと。早期の利下げを示唆する場にはならないと思っている」などと述べた。良品計画やイオンなど小売大手の決算が発表される。福永博之氏は「消費動向と直結する売上高が伸びているか注目。良品計画は8月決算、イオンは2月決算。8月決算の場合、中間期となるので株価も上に上昇している。イオンは本決算なので前期は減益予想だが今期減益幅がどうなるか。両者ともしっかりした結果であればマーケットのセンチメントも上がると思う」などと述べた。
NY株式の値動きを伝えた。
大和証券キャピタルマーケッツアメリカ・高橋諒至氏が解説。高橋氏は「トランプ大統領の方針転換が続き相場の値動きが落ち着くまではもうしばらくかかると見ているが最悪期は抜けた可能性もある。関税の一部停止が発表された9日はS&P500が9.5%上げ、2008年以来の上昇率となった。2005年以降にS&P500が5%以上上昇したタイミングを見ると調整後の底打ち局面で多く見られる。今回も底打ちを示唆している可能性が考えられる」などと述べた。注目セクターについて高橋氏は「投資家心理が落ち着けば優良株の押し目買いが進むとみている。企業の純利益とソフトウェア投資を比較したグラフを見るとリーマンショックやコロナショックの際に純利益は落ち込んでいるがソフトウェア投資は落ち込んでいない。サービスの基盤となるソフトへの投資を減らすハードルは高く削減の対象になりにくい。マイクロソフトは顧客基盤が大きく不確実性が高いなかでも堅調な業績に期待できる。ソフトウェアなどは関税の直接的な影響を受けないことも安心感につながる。日本でも数年ほどで米株投資を始めた方も多いと聞いている。不安を感じている方も多いと思うが米株は過去何度も厳しい局面を乗り越えてきた、しばらくは株価の上下動は続くかもしれないが長期的な目線で選定し投資を続けていただきたい」などと述べた。
為替、金利、商品の値動きを伝えた。
森田さんに話を聞く。トランプ大統領は報復をしていない貿易相手国に対し相互関税を90日間停止し、一律10%に引き下げると発表した。森田さんは停止期間中も基本税率は適用、自動車などは25%がかかるなどと説明。トランプ関税の注意点として波及過程と時差の2点をあげた。輸出や企業収益などに影響が出て個人消費に圧力が及び景気全般に下押し圧力が及ぶなどと説明、企業投資から設備投資・賃金の下押し圧力に歯止めがかけられるかが重要とのこと。また、時差について、トランプ関税が経済に与える影響は短期・中期・長期とあるとし、短期の最大の犠牲者はアメリカ自身、日本は中・長期が緊張感がある時間帯かと思っているとのこと。日本はアメリカに対し各種の投資をしていることを示すべきとし、日本は世界最大のアメリカ向けの直接投資残高を持っているなどと説明した。
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東京・新宿区に本店がある「紀伊國屋書店 新宿本店」の3月のビジネス書販売ランキング(紀伊國屋書店調べ)、5位から1位を発表。1位は引き続き、本当の自由を手に入れるお金の大学(改訂版)(著:両@リベ大学長)。
今回取り上げるビジネス書は「頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方」。書店にはChatGPTに関連する本が並ぶ中、この本が売れているのは専門的すぎず入門書すぎないこと。
人気のビジネス書が売れている理由をその著者と編集者に聞くことで現在のビジネスパーソンが抱える課題や思いを浮き彫りにする企画。今回は「頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方」。生成AIの活用法を紹介している本で、著者はデータ活用の専門家でデジタルハリウッド大学の教授をつとめる橋本大也氏。編集者はかんき出版の谷内志保氏。2人が明かすヒットの背景とは?
「頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方」の冒頭には「頭がいいのはあなたです。生成AIではありません。」と書かれている。この1行目にしたことについて著者の橋本氏は、生成AIに使われてはいけないという気持ちからで人間がAIを上回る知識や能力を持たないと使いこなせないという考え。AIは人間の脳の拡張、ロボットは身体の拡張、脳はベースがないと伸びないため知識や能力が重要。書籍化のきっかけについて編集者の谷内氏は、Chat GPTについて深いところまで書かれている本がなく、そもそもの動きを橋本氏が教えてくれるため面白いと思った。
ヒットの背景その1は、生成AIの有効な使い方を指南したこと。橋本氏は本を書くときに生成AIをフル活用しているという。情報をテーマにした本の章立てを考える場合は、情報の◯◯に当てはまる候補をAIに提案させるなどし、本を書く時のブレーンストーミングの参考にしているという。また、候補の言葉をジャンル分けして表にすることもでき、こうした使い方をイメージしやすいように本に掲載されたQRコードから動画でみれるようにするなど、AIを活用するアイディアがわく指南書となっている。
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ヒットの背景その2、AI時代に活躍するヒントが満載。AIにより仕事の生産性をあげることができる人について橋本氏は、もともと仕事ができる人だと思うとのべ、専門職と上級職の人ほど恩恵がうけやすいとした。また、専門ではない下の層もAIの活用で活躍でき恩恵をうけやすく、真ん中の層が割りを食っているとのべた。
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ヒットの背景その3は、AI力と人間力の本作り。橋本氏は、AIが生成した文章を使った箇所は5パーセントもないくらいで、売れる本になったのは谷口さんのおかげ。タイトルやフレーズは自分では選ばなかったもので、プロの編集者が言っているから受け入れるということができ、結果的にはその組み合わせのほうがいい。AIから提案されても自分の感性でしか選ばないためより良い物にならないため人間の仕事はまだまだ残るとのべた。谷口さんは求めるものを選べる能力が大事と話した。
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オオスズメバチはワシントン州が根絶を宣言したニュースを伝えた。アメリカの危険生物はたくさんいるといい、パックンが注目するのはイエローストーン国立公園のバイソン。かわいいが危険と紹介。またヘラジカも巨大でオスは強い角をもっているといい、クマより危険と紹介し、ほかにも、クーガーなどアメリカの危険生物についてトークをした。
ホワイトハウスは10日、中国に課す追加関税が計145%にのぼるとの認識を示した。中国も84%の報復関税を発動している。トランプ大統領は9日、中国に125%の関税を課すと表明していた。ホワイトハウスは、中国に向けて125%の追加関税にはすでに発動の20%は含まれないとした。NEC・ハセット委員長は、約15カ国から貿易交渉の提案があり、いくつかは合意に近づいていると明らかにした。
プラダがヴェルサーチェを買収すると親会社カプリ・ホールディングスと合意したと発表。12億 000万ユーロで合意。プラダはLVMHなどに対抗する。カプリの株価は10%を超えて下落。
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森田さんは相互関税発表から1週間経ち、事前想定より大きい数字だったと感想を伝える。関税の犠牲者はアメリカだといい、早期の利下げの可能性は低いなどという。日経平均先物の動きについて、福永さんは粗いといい、今回は安定の方向になるかどうかきょうの寄り付きのSQは注目だと話す。パックンはアメリカ国債について株価がさがると国債があがると反比例になるが今は米政府が信頼できないと判断されているとアメリカ財政について語った。