- 出演者
- 名倉潤（ネプチューン） 田崎さくら 檀れい 小倉優子 市川紗椰 児嶋一哉（アンジャッシュ） 後藤真希 大西流星（なにわ男子）
なぜ遠い異国で日本食堂を営むのか。その裏には波乱万丈の人生ドラマがあった。
日本食堂を求めやって来たのはとあるアフリカの国。知られざるメイドinジャパンは「ゲイシャ」。ゲイシャはトマトソース味のサバ缶。作っているのは「ノザキのコンビーフ」で有名な川商フーズだった。ゲイシャはインスタントラーメンに入れ、スープをなくしたら完成。この国はナイジェリア。政府にも認められていない海上スラムに日本食堂があるという。
海上スラムがあるのはマココと呼ばれている場所。マココは世界最大規模の海上スラム。推定25万人が暮らしていると言われている。ナイジェリアの日本食堂「HAYATOレストラン」に到着した。
名倉潤らの挨拶。世界の秘境で日本食堂を営む店主の人生に迫る。海外のハプニングについて市川紗椰は「タイで鉄道の旅をしていた時に、いつまでたってもホアヒン駅似つかなかった。20駅くらい通過して、おかしいと思って降りて確認したらホアヒン駅は改装中で看板をおろしていた」などと話した。
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ナイジェリアの海上スラム・ナココにある日本食堂「HAYATOレストラン」。お店はダイニングテーブルが1つだけ。そこで食べられていたのは肉寿司やパスタのようなうどんだった。現地のお客さんは大絶賛。料理を作っているのが46歳の森田隼人さん。このレストランで働いているのは森田さんと18歳のジョンくんの2人だけ。レストランには電気・ガス・水道ナシはない。「HAYATOレストラン」は2024年9月にオープンした。森田さんは元プロボクサーだったが、いまはスラムで無料の「HAYATOレストラン」を営んでいる。
大西流星は「プライベートで初めて韓国旅行に行った時、クレジットカードの上限が10～20万円だった。お金が足りなくなって、海外からでも日本の銀行でお金をおろせると思ってた。最後貧乏旅行になった」などと話した。
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ナイジェリアの海上スラムで日本食堂を営む森田隼人さんの日常生活に密着。午後4時、営業を終え舟に乗り込むと海上スラムの中にある学校を訪れた。森田隼人さんは炊き出しのために学校にやって来た。定期的に学校を訪れ無料で料理を振る舞っている。午後6時、炊き出しの料理が完成し全員に配られた。夜8時、学校の2階へ。森田さんはここで寝泊まりしている。マココはアフリカの中でも治安が悪く危険地帯と言われている。ギャングや孤児も多く存在している。その現状を知ってしまったからこそ森田さんは学校での炊き出しを続けている。
この日、マココを視察に外国の人々がやってきた。ナココにはNGOや赤十字社の視察団が現状をみようと時々やって来る。視察団はマココにレストランがると聞きやって来たという。料理の代金には森田さんには支払われず、代わりにスラムの貧しい人々へ寄付してもらっている。森田さんは日本でプロボクサーとしてデビューしたあと、トレーナーとして若手選手の育成をしていた。若手選手はお金がなくて食生活が良くなかった。そこで美味しくて安く食べれる焼肉屋を作ろうと思って料理人になったという。六花界をオープンさせ9年で6店舗まで拡大させた。しかし新型コロナが来た時に命の大切さに気付いた。自分の料理でどうしたら命を救うことができるのかと考えたら、発展途上国のスラムで自分ができることはないか調べた。ナイジェリアに来て海上スラムに出会いレストランを作った。全員料理人にすれば自分でご飯食べれるしお金稼げる。ナイジェリア中にハヤトレストランを広めてもらえると思った。1年半かけマココの人たちに家族として認められ2024年9月に日本食堂をオープンさせた。
ポーランド共和国に被災したウクライナ仁を救う日本食堂があるという。ポーランド共和国の共用語はポーランド語。日本より少し小さい国土面積に約3800万人が暮らしている。スタッフは、逆さまになった家を発見。この逆さまになっている家は子どもの教育のためのアトラクションだという。戦後の生活がいまよりどれほど困難だったかをこの家を通して知ってもらうという。日本食堂があるのは首都ワルシャワ。日本食堂の名前は「ウキウキ」。ウキウキはZomatoというグルメサイトでポーランドの料理店1位になった。ウキウキはうどん料理店で北海道産の小麦をつかった本格的なうどん。オーナーは54歳の松木平さん。松木さんはオーナーではあるが現場に立てばみな平等。従業員から怒られることも日常茶飯事だという。ポーランドでは経営者がお店で働くことは珍しいという。お店で働いているのは女性が多い。この女性たちはウクライナ人の主婦。移民認定を受けた人たちを積極的に雇っている。従業員の半数がウクライナ人で戦争の被害者だという。33歳のナタリアさんは戦争で家を失い、生活費を稼ぐためにこの店で働いている。40歳のマルガリータさんは息子が国を守りたいと軍に入ったが亡くなってしまったという。22歳のバレリアさん。お母さんも「ウキウキ」で働かせてもらっている。平さんはもともと営業職のサラリーマン。36歳まで料理経験はゼロだった。平さんの1日に密着。
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午前9時、お店近くの自宅前で待ち合わせ。まずはスーパーマーケットで食材の買い出し。業者の発注ミスがあるため、平さんが買い出しをしないといけないという。平さんがお店へ行ったので。スタッフは街を散策。人気店「ザピエツェク」を訪れ伝統料理ジュレックなどを味わった。ポーランドの人気ストリートフード「ザピエカンカ」を紹介した。昼12時30分、平さんは厨房に立ちうどん作り。ウキウキの一番人気は「うどん 天ぷらセット」。従業員が、うどんの達人になれるように、全自動の製麺機を使用。さらに天ぷらも作れるように、天ぷらマシーンを使用している。午後2時、平さんはウキウキの2号店へ。行列を少しでも減らそうと、徒歩10分の場所に2号店をオープン。さらに3号店もある。平さんは毎日、全店舗まわり、マニュアルを飛ばしていないかなどを確認している。
スタジオで「ピエロギ」を試食した。日本食堂ウキウキのオーナー松木平さん。お店の従業員の多くは戦争で被災したウクライナ人女性。松木さんは休日でもスタッフのためにお菓子などの差入をしている。午後6時、スタッフにお店を託し、自宅に帰った。松木さんは首都ワルシャワで、1LDKのマンションを10年前に買っていた。値段は2000万円だったという。ポーランド人の妻・イザベラさんと2人で生活している。松木さんは外食はせず、自分で作っている。松木さんは本当は日本に住みたいという。
忘れられない衝撃の日本食を聞かれ市川紗椰は「汲み上げ湯葉って1まいずつ薄くとって食べるっていうのが、1枚分だけしかないっていうのがあった」などと話した。
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松木平さんは昭和46年東京・練馬区で生まれた。スキーで日本体育大学に進学。スキーの合宿でカナダに行った時に、物事をはっきり言える環境に憧れ海外に興味を持ち始めた。語学の勉強をし海外展開に力を入れている家具作りの企業に就職した。会社はヨーロッパに工場をつくりたいと言っていたのでヨーロッパ担当させてくださいと志願したら、いいよと言われたので会社に入ったが、日本での業績が悪く海外勤務が白紙になった。仕事を続けていたが目標のないサラリーマン生活に限界を感じ36歳で転職を決意。「東京すしアカデミー」に通い、海外で自分の店を作るため日本の寿司店で修行を続けた。友人がポーランドで寿司屋を始めていたので、それがきっかけでポーランドに行き、寿司職人デビューした。オランダ人と共同経営しお店は段々と軌道に乗り始めたが意見が合わず44歳でやめてしまった。東京すしアカデミーの社長に相談すると、松木さんのチャレンジ精神に惚れ込み、開業資金を出資してくれた。こうして2015年日本食堂ウキウキをオープンさせた。1年後人気店となり、従業員が足りなくなってしまった。そんな時、戦争前のウクライナ人が応募してきて、多くのウクライナ人を雇った。しかし2020年新型コロナウイルスが蔓延。従業員のほとんどが退職してしまった。それでもウクライナの人は残ってくれたし、再開を待ってくれたという。こうしてウクライナ人を中心にお店を再開。その後、ポーランドで人気ナンバー1のお店に成長。しかし2022年、ロシアがウクライナに侵攻を開始。従業員のウクライナ人も被害に。それを目の当たりにした松木さんはワルシャワで幸せになってほしいと、親族もポーランドで暮らせるように支援。職に困るウクライナ人を積極的に雇用した。
ケニアに貧しいシングルマザーやスラム街育ちの女性を救う日本食堂があるという。ケニアの国土面積は日本の1.5倍。そこに約5403万人が暮らしている。首都ナイロビでは近代化が進みいたるところに高層ビルやマンションが立ち並んでいる。しかし街の中心地から車で10分の場所にはキベラ・スラムがある。キベラ・スラムは東京ドーム50個分以上の広さがある。人口は推定100万人以上。キベラ・スラムの住人の月の収入は約3万円。ナイロビにある日本食堂の名前は「ChiQ」。オーナーは32歳の中矢晃騎さん。中矢晃騎さんはTikTokni投稿したダンス動画がバズり、フォロワー数は37万人以上。ケニアではちょっとした有名人になっていた。中矢さんは元々、ソフトバンクで法人営業をやっていた。なにがあったのか中矢さんに密着。
中矢晃騎さんの自宅に行くと、大量の段ボールがあった。段ボールには日本からの調味料が入っているとおう。住んでいるマンションは3LDK、家賃は7万5000円。日本食堂「ChiQ」は連日大忙し。タコの代わりにチキンを入れた「チキン焼き」や「焼き鳥 タレ」「辛味噌ラーメン」「寿司セット」「天ぷら盛り合わせ」などを紹介。「ChiQ」では40種類以上の日本食を食べることができる。料理の経験はほぼなし、YouTubeなどをみながら独学で勉強した。26歳の時に「ChiQ」をオープン。この日のキッチンスタッスは9人。ホールは3人。12名ものスタッフが勤務していた。スタッスは全員、働くまで日本食を知らな上に働く事自体が初めて人ばかり。料理以外のことも教えることはたくさんあった。この店で働くのは全員女性。勤務歴の5年のコンソさんは兄妹5人で暮らしている。コンソさんは娘がいて学校にいかせるためにケニアに来たという。コンソさんは15歳で出産。しかし夫は夜逃げ。現在13歳の娘を育てるシングルマザーだった。「ChiQ」ではシングルマザーやスラム街育ちの女性たちが働いている。中矢さんは女性が働ける場所を増やせば子どもたちを救い、その家族も幸せにできるのでは？と女性だけを雇っている。スタッフたちは中矢さんがいなくても日本食を作れるほど腕前が上達した。はじめて箸を使う客にはスタッフが丁寧にもち方を教えている。この日、中矢さんは、メニューにない肉じゃがを大量につくり、チルドレンホームに運んだ。中矢さんはスタッフとともに定期的に炊き出しを行っている。
中矢さんは1992年、愛媛・松山市で生まれた。地元の高校を出ると立命館大学に進学し卒業後にソフトバンクに就職した。3年後、ソフトバンクを辞めカナダ・トロントに語学留学。1年語学を学び、ルワンダ・キガリに留学。中矢さんはアフリカに興味があったという。ルワンダのタイ料理店に務めたが、生死を彷徨う悲劇がおきた。
中矢さんは24歳のときにソフトバンクを辞めルワンダにやってきた。ネットで偶然出てきたルワンダのタイ料理店に務めることに。腸の病気にかかり手遅れの状態に。通常フランスや南アフリカで手術を行うが上空に行ったら気圧の関係でお腹が破裂するので、現地でやることに。現地の医者もやったことのない手術で、成功確率は50％。手術は成功したが、抜歯後、麻酔なしで傷口を開き、直接お腹の中を消毒。いろんな痛みを経験し、もう一回命のチャンスがあるなら人のために生きようと決めた。退院後、地元に戻り療養。地元のレストランでアルバイト。いきなり店長が辞め、中矢さんが店長を任された。しかし200万円の赤字。レストランの社長が経営アドバイザーを連れてきてくれた。マーケティングなどを教わり、1ヶ月後に赤字がトントンまできて、2ヶ月後、3ヶ月後黒字化に成功し人気店になった。中矢さんはこの経験は活かせると貯金を全額もちケニアに飛び立った。
大西流星は鉄道が大好きで次の日がオフだった場合、東京駅に行き掲示板を見て新幹線に乗り、日帰りで帰って来るという。
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中矢さんは貯金を全額もちケニアに飛び立った。ナイロビでたまたま入った日本食レストランが不味すぎてこれなら勝てそうと思い日本食レストランを開こうと思った。さらに貧しい女性たちに働き口がないことに気づき、女性が働きやすい環境を作り出したいとあり金をすべて注ぎ込み、2019年「ChiQ」をオープンさせた。当初はスタッフ1名と中矢さんでお店を回していた。
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2025年1月2日（21：55）