- 出演者
- 野々村真 草野仁 石井亮次 黒柳徹子 岡田圭右(ますだおかだ) いとうせいこう 玉井詩織(ももいろクローバーZ)
今回は一生に一度は行きたい奇跡の絶景スペシャル。14世紀から15世紀にかけてアンデス山脈を中心に繁栄を遂げたインカ帝国だが、マチュピチュはその象徴とされている。しかしマチュピチュは険しい尾根に築かれた目的やどのように都市を築いたのか、どのような暮らしぶりだったのかなど未だに解明されていない数々の謎があり人々を魅了している。そこで今回はマチュピチュの真実に迫る。
オープニング映像。
今回はレジェンドオブ世界遺産と言っても良いであろうマチュピチュの謎に迫る。
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今回の舞台は南米・ペルー。標高約3400mにあるクスコはマチュピチュ観光の拠点となる。クスコとは先住民族の言葉でへそを意味し、かつてはインカ帝国の首都が置かれていたそう。元々インカはクスコ中心の小さな勢力だったが、最盛期にはコロンビアからチリまでを支配するまでになった。インカは16世紀にピサロによって滅亡したが、インカの面影は教会や邸宅の土台などに今も残されているとのこと。
野口はマチュピチュ村で日本語ガイドでマチュピチュ観光のエキスパートであるマリソル・テルガドさんと合流した。ガイドによるとこの村には温泉もあり、日本の伊香保に似ているとよく言われるとのこと。また20世紀初頭には日本からペルーへ多くの移民が渡り、マチュピチュ村の初代村長は日本人が務めたそう。標高約2400mの険しい尾根に築かれたマチュピチュは1450年ごろに建設され、約700人が暮らしていたそう。
マチュピチュの名前を世界に広めたのはアメリカ人探検家のハイラム・ビンガムで、1912年から3度の発掘調査を行いマチュピチュの全貌を明らかにしたそう。インカ帝国では太陽を神と崇めていて、人々はインティ・ワタナを日時計として使い、さらには方角も把握していたとのこと。太陽の神殿に開けられた2つの窓にはそれぞれ夏至と冬至に光が差し込み、中にある自然石を照らす仕組みになっていて、太陽と関係のある何らかの儀式が行われていたそう。また聖山信仰もあり自然と寄り添って暮らしていたそう。
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マチュピチュはなぜこの場所につくられたのか、その秘密を解くカギとなる暮らしの痕跡が見つかった。マチュピチュでは4000m級の周囲の山々から水を引き、水路で町全体に供給していた。生活用水以外にも農業に利用していたが、余った水は谷へ流れるため洪水の心配がなく一石三鳥だったそう。この場所に都市が築かれた大きな理由のひとつがこの優れた水回りとのこと。
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ここでQuestion。「インカ帝国を円満に統治するため皇帝が他の部族と会うときにしていたことは?」。スタジオではスポーツで交流を深めた、一緒に食事をしたなどと予想された。
マチュピチュがこの場所に築かれた理由のひとつが建物をつくるための石で、遺跡は貴重な石の調達が可能だったそう。マチュピチュの石ライフにタイムトリップ出来る場所があるとのことで、マチュピチュから南西に160kmの地点にあるアンデスの奇岩地帯を訪れた。
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奇岩地帯には昔ながらの石の家で暮らす女性がいたため話を聞くと、母親などと9人で暮らしていて、先祖が暮らし始めた当初は自然にできた岩の窪みをそのまま利用していたが、徐々にリフォームを重ねて今の住まいの形にしたそう。また水は近くの水汲み場を利用し、電気も通したため充実した石の家ライフを送っているとのこと。一方マチュピチュでも自然石に一手間加えて利用した痕跡が数多く見られ、さらに石壁の多くは当時漆喰が塗られ暮らしやすくする工夫も欠かさなかったそう。石の家ではキヌアのスープやマスのフライなどの料理をいただいた。
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ここでQuestion。「柔らかくて加工しやすい祭壇に飾られる人形の材料とは?」。スタジオではトウモロコシやカボチャなどと予想された。
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「柔らかくて加工しやすい祭壇に飾られる人形の材料とは?」とのQuestion。正解はじゃがいもとのこと。
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標高約2400mの険しい尾根に築かれたマチュピチュ遺跡は一体何のための天空都市だったのか。その手がかりとなるのが遺跡を地上絵に見立てるという独特な世界観で、例えばインカ帝国の首都だったクスコは町全体がピューマの形になっている。ほかにも雨乞いのためにリャマを象ったパラモンガ遺跡や雷の神様を意識したサクサイワマン遺跡などアンデス一体にはインカ以前から生き物や自然現象を地上絵に見立てる伝統があったそう。そこで遺跡を見下ろすワイナピチュに注目し、400mの断崖絶壁トレッキングを行った。
ガイドによるとマチュピチュはコンドルの形をイメージしてつくられたとのこと。インカ帝国ではコンドルは天界の最高神で、地上と太陽を結ぶ神聖な動物とされたそう。また山中のインカ道は毛細血管のように帝国中を走り、人や物、情報などを伝達しインカの繁栄を支えた重要な道とされていて、確認されているだけで6本以上マチュピチュへ繋がっていることもわかっている。つまりマチュピチュは宗教都市として帝国中から儀式に関わる人材が集結して暮らした場所とのこと。
ここでQuestion。「出身地によって違いが現れる人骨の「ある部分」とは?」。スタジオでは鼻骨や背骨などと予想された。
「出身地によって違いが現れる人骨の「ある部分」とは?」とのQuestion。正解は歯とのこと。
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次回予告。