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オープニング映像。
佐賀県白石町、食の宝庫と呼ばれ街に1年前カフェがオープン。お客さんは専用のヘラで食べる「須古寿し」を食べている。この地域で食べられる須古寿しは室町時代に米の品種改良を行い感謝した領民が寿司を献上したのが始まりだという。店主の江口智子さんによれば店名の「とこのとこ」とは自身のニックネームとこさんから来ているという。管理栄養士さんの資格を持つ江口さんは地元の野菜をふんだんに使った料理を作る。一番人気は「須古寿しランチ」。寿司の飾りつけは水田の風景などをイメージしているという。
佐賀県白石町は農業が盛んで、稲佐神社や須古城跡など歴史散策も楽しめる。とある土曜、11時半のオープンを待ってお客さんが訪れる。長男の歩さんと夫の英樹さんが手伝う。帳簿をつけるなども英樹さんが担当するという。とこのとこではピンバッジやステッカーなどが大人気。もともとイラストレーターだった江口さん。とこのとこは自分のやりたいことが全部詰まったお店だという。福岡県出身の江口さん、大学進学後管理栄養士としいて佐賀県の大学に就職、23歳で結婚し白石町に移住、そこで須古寿しと出会ったという。深く関わるようになり、須古寿しを素敵だと感じるようになった。そして2022年、夫の英樹さんが県庁でまちづくりをしていたが本来あるべき仕事ができていないと感じ、退職を考えるようになった。そこで江口さんはここにしかない、ここでしか食べられないものをと考え、伝統料理である須古寿しを出すとこのとこをオープンさせた。ある日江口さんはれんこんとお米を買うために農家へ。須古寿しを残してくれることに対して農家の山口さんも感謝の気持ちを語った。
佐賀県白石町で伝統料理須古寿しを出すカフェをオープンした江口智子さん。朝8時半、江口さんは須古寿しの仕込みを行う。倉庫の奈良漬やムツゴロウの素焼きを煮込む。盛り付けは長男の歩さんが担当する。江口さんが作る錦糸卵は飾り付けのキーポイントになるのだという。お店は11時半オープン、おしぼりの袋には江口さんがイラストを書き込む。定休日、江口さんはお店で販売する雑貨を作る。消しゴムはんこは娘さんが幼稚園で使うものに名前を一つ一つ書くことが面倒だったからだという。夕方、旦那さんと散歩する田園風景が江口さんのお気に入りだとし、もっとこの風景をいろいろな人に知ってほしいという。夕食は長男の歩さんの担当。お母さんとの仕事は楽しく、須古寿司しを残すということにやりがいを感じているという。カフェを開いて1年は激動だったと話す江口さん、ただ楽しい思い出の方がよく覚えているという。ある日、江口さんは週末の夜営業のために家庭菜園の大根を収穫。この日はおでんを作るという。ランチ営業とは違いビュッフェスタイルで。この日も夜の営業は賑わった。
「人生の楽園」の次回予告。
「1泊家族」の番組宣伝。