- 出演者
- 石丸幹二 坂下千里子 野間口徹
咳の裏にある隠れた病を徹底調査。
- キーワード
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院風邪
オープニング映像。
今回のテーマは「その咳 風邪じゃないかも?長引く咳を見極めるヒント」。ゲストは野間口徹。原田氏によると咳は肺を守るための防御反応で、気道にある咳受容体が異物を感知すると脳の咳中枢に情報が送られて咳が起こり異物を排出する。咳は痰が絡んでいない乾いた咳と絡んでいる湿った咳に分けられ、乾いた咳は喘息など、湿った咳は風邪などの可能性がある。重要なのは期間で、約2~3週間の急性の咳は感染症が多く、それ以上の場合は別の病気が疑われる。
原田氏が長引く咳の原因を探る。参加するのは咳が3年続く清水さんと5年続く姫野さん。清水さんは掃除の際などに出ることが多く、原田氏の診断は喘息。気管支が慢性的な炎症が起きて気道が敏感になっている状態で、寒暖差などの刺激で気管支が狭くなる咳などが出る。体内ではコルチゾールというホルモンが日中に分泌され、喘息による気道の炎症を抑制するが、夜は分泌が減少するため症状が出やすくなることがある。特に重要なのは住環境の整備で、夏から秋にかけては高温多湿を好むダニが増えるため注意。カーテンは静電気の影響で埃がつきやすいこともあり、高温多湿になりやすい寝室が特にダニが増えやすい。理想は月に一度埃を取ること。続いてエアコン。
エアコンは上部から部屋の空気を吸い込み、下部から室内に吐き出すためフィルターの上部の吸込口に埃が溜まりやすい。そのためエアコン上の埃を取ってからフィルターを掃除するのが大事。フィルター掃除の目安は月に一度で、上部の埃を乾いた雑巾などでとるのがポイント。続いて浴室。水回りにはアスペルギルスという黒カビが発生し、強いアレルギー半のが起こることがある。カビの菌糸の多くは50℃以上で死滅するため、入浴後に1か所約5秒程度じっくりかけるのが対策として有効。お湯をかけた後は必ず換気を行う。また、シャワーヘッドには非結核性抗酸菌がついている可能性がある。
野間口は医師から咳喘息と診断されたことがある。乾いた咳が出る症状で、1年治療して繰り返さないようにすることが重要だと原田氏は指摘した。非結核性抗酸菌は頭文字を取ってNTMと呼ばれ、多くは肺に感染するため肺NTM症と呼ばれる。
肺NTM症は人によっては非結核性抗酸菌が肺の中にいても無症状のケースもあるが、悪化して肺が壊れると血痰などがみられる。シャワーヘッドは一度取り外し、40℃のお湯1Lにクエン酸大さじ1杯を溶かし1~2時間つけ置き。その後古い歯ブラシなどで汚れなどを落とすと良い。
続いて姫野さんの咳を診察。年3~4回定期的に疲れた時に乾いた咳が出ることがあり、横になってすぐ咳が出るという。X線検査などは正常で、原田氏は胃食道逆流症の可能性が高いと診断した。
原田氏の診断は胃食道逆流症。胃の内容物が食道へ逆流することで胸焼けなどの症状を引き起こし、逆流性食道炎を生じることもある。食道の下にも咳を生じさせる受容体があるため、胃液の影響で咳が出ることがあるという。そのため食後2~3時間以内に横になると逆流しやすい。姫野さんは食後から就寝までが2時間と短いことからこの診断を出した。
原田氏によると咳の原因がわからないケースもあり、近年では冷気などの僅かな刺激で咳が出る咳過敏症候群という考え方が注目されている。長引く咳を放置せずに原因を明らかにしてほしいなどとした。また、血痰などの症状がある場合は期間に関わらず医療機関の受診が望ましいとのこと。
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出演者の挨拶。
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