- 出演者
- 薬丸裕英 峰竜太 山田五郎 井ノ原快彦 中原みなみ
オープニング映像が流れた。
放送がスタートした30年前の平成7年といえば、コギャルの全盛期。彼女たちがトレンドを追いかけていたのが渋谷。近年渋谷は再開発で大変貌。アド街のアーカイブで街の様子と文化の移り変わりを見てみる。
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- 渋谷（東京）
平成7年、このとき全盛期だったのがポケベル。ブームになった当初は数字しか送れなかったため、語呂合わせでメッセージを送る独自の文化が誕生した。42885はしぶやはちこうと読み、忠犬ハチ公像を表している。現在は、待ち合わせより撮影のために行列を作っている外国人が目立っている。リチャード・ギア主演のハリウッド版を見て知ったという。もうひとつの人気撮影スポットが、駅前にあるビルの屋上。展望台になっていて、渋谷のスクランブル交差点を上から見られる。将来ハチ公像の設置場所は未定。モヤイ像は、今年1月に渋谷駅近くにお引越ししていた。
井ノ原快彦は、行く度に変わっている印象などとコメントした。山田五郎は、この10年で日本で一番変わった街って渋谷じゃないかなと思うなどと話した。
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30年前の日本はまだカフェが珍しいものだった。渋谷のカフェの先駆けとなったのがカフェ・アプレミディで、現在も移転し健在。オーナーはタワレコのフリーマガジンの編集長だった橋本さん。新しい音楽と隠れ家のような空間が受け、渋谷のカフェ分野が成熟していった。Windows95が日本で発売される直前、インターネットを体験できる最先端のカフェも人気だった。平成のカフェブームのなかオープンした宇田川カフェは夜カフェの先駆けで、現在は路地裏に移転して営業している。去年令和最先端をいくカフェが出来た。店内は一見普通のカフェだが、地下にあったのは懐かしい空間。このお店のコンセプトは平成生まれの女の子の部屋。
8月は東武線シリーズを放送。
渋谷のライブハウスO-EASTの前身となるON AIR WESTでは平成7年にメジャーデビュー直前のSOPHIAがライブを行っていた。当時の観客は使い切りカメラを手にライブに参加し、別のライブハウスLa.mamaではライブ以外にも古坂大魔王さんらを輩出した現在も続く新人コント大会が行われている。コント大会ではコーラスラインと言われる観客がネタを観て面白くないと思ったら札を上げ、10人が札を上げたら強制終了という決まりがある。古坂さんは「当時から必ず札を上げる常連さんがいて、それでもその常連さんでさえ札を上げずに最後までネタをやりきると大歓声となり、大きな達成感があった」、「今だにあの大会は緊張する」など話した。
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渋谷では現在もあるWOMBなど数多くのクラブがあり、平成12年には伝説のクラブイベント9LOVEJが行われていた。当時は第3次パラパラブームで、J-POPに合わせて多くのギャルたちがパラパラを踊っていた。深夜2時からは新たな振り付けを覚えるパラパラ講座が行われ、ギャルたちも真剣に振り付けを勉強していた。現在も第5次パラパラブームを迎えている。
渋谷にはかつてHMV渋谷やクアトロWAVEなど多くのCDショップがあった。90年代にはフリッパーズ・ギターを始めとした渋谷系ミュージックがこうしたCDショップから流行り始め、全国へと波及していった。平成7年にはタワーレコード渋谷店が現在の場所に世界最大級のCDショップとして移転し、平成26年には創業者のラッセル氏が訪問した。タワーレコード渋谷店ではマイナージャンルのCDもワンフロアで売るという販売方式をとっていて、去年はサブスク時代ながら売上過去最高額を記録した。特に6階のアナログレコード売り場には大量の在庫があり、外国人観光客からも人気が高い。他にも最近では推し活グッズコーナーが好調で、ライブの銀テープを収納できるオリジナルキーホルダーなどが人気。
5位「公開収録」。平成7年、当時の渋谷では公開収録が様々な場所で行われていた。TOKYO FMでは新曲のPRをかねて多くのアーティストが出演した。依然の渋谷PARCOは3つに分かれていて、その中のパート1にあったのが「渋谷スペイン坂スタジオ」だった。ここで人だかりの中収録していたのは東京スカパラダイスオーケストラの2人。平成16年、HMV渋谷にあった渋谷HMVサテライトスタジオではこの時アジカンの2人が公開収録を行っていた。人気アーティストに気軽に会える場所でもあった。
4位「渋谷センター街」。90年代物議を醸していたのがチーマーたち。そして世間を席巻していたのが”ギャル”だった。さらにギャル男から独自に進化したのがその名も”センターGUY”。当時センター街ではキャラの渋滞が起こっていた。ギャルの歴史と共に歩んできたのがギャル雑誌egg。2014年に休刊したが、2018年にWEB版が復活。翌年には雑誌で復活した。その立役者が当時編集長だった赤荻瞳さん。現在は高卒資格も取得できる通信制のサポート校「渋谷女子インターナショナルスクール」の校長をしている。生徒に一番人気なのがTikTokの授業。2年生からは企業案件の活動も積極的に行っている。
スクランブル交差点の目の前にあった映画館が入るビル。その跡地に平成11年に新しくできたのがQFRONT。このビルに開業当時から入っているのがSHIBUYA TSUTAYA。映画ソフトなどのレンタル業務は2年前に終了。しかし、平成12年の取材時はレンタルの全盛期だった。当時はVHSが主流。令和元年に完成したLINE CUBE SHIBUYA。同じ敷地にかつてあったのは渋谷公会堂。文化村通りの現在は更地になっている場所に2年前まであったのは東急本店。駅西口にある渋谷フクラスは東急プラザ渋谷だった。スクランブルスクエアが建つ場所には東横線の渋谷駅。今では見られない風景がたくさんある。再開発の皮切りとなったのが平成24年開業の渋谷ヒカリエ。かつてあったのは東急文化会館。映画館などが入っていた複合施設。名物は昭和32年開業の五島プラネタリウム。オープン当時は大人気の施設だったが、平成13年に閉館した。閉館から9年後、セルリアンタワーのそばに新しいプラネタリウムが誕生。五島プラネタリウムの投影機も展示されている。生解説が売りだった五島プラネタリウム同様こちらも解説は生で行う。解説員の永田美絵さん・村松修さんは五島プラネタリウムでも長年解説を務めたベテラン。五島プラネタリウムが閉館した時は解説員みんながバラバラになり、村松さんは発見した小惑星に当時の解説員全員の名前をつけたという。天文家でもある村松さんは新しい星をいくつも発見。スタッフ全員分だと自分で見つけた星では数が足らず知り合いが見つけた星を借りた。
令和2年開業のMIYASHITA PARK。映画やドラマに度々登場する渋谷の新しいランドマーク。この場所はかつて若者カルチャーの象徴だった。もともとは地上にある公園だったが、昭和41年に駐車場が建設され、空中公園に。令和5年には5階建ての複合施設の屋上に移された。空が広く開放的な新しい宮下公園は区民の憩いの場。今はオリンピック種目のスケートボードも以前から宮下公園にあったカルチャーの一つ。現在の宮下公園にはスケート場がつくられ、スケボーのカルチャーは令和になっても受け継がれている。また、MIYASHITA PARKのショッピングフロアの中にはダンススタジオも。渋谷に本店を構えるEn Dance Studioのレンタルスペース。宮下公園はストリートダンスの聖地でもあった。
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第1位は「SHIBUYA109」。ギャルの聖地として2000年前後に人気が最高潮に達し、1999年には新語・流行語大賞に「カリスマ」が選ばれた。授賞式にはファッションブランド「EGOIST」のカリスマ店員が登場。EGOISTは現在も109に店を構えている。当時多くのファッション雑誌にモデルとして登場していた森本容子さんは、現在は独立して自身のブランドを立ち上げているとのこと。
令和の渋谷では「ルーズソックス」が再びブームになっているとのこと。さらに令和の女子高校生はワールドペガサスのスクールバッグが必需品だという。
「渋谷ギャルコレクション 2025」を紹介した。
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スタジオトーク。令和の渋谷ファッションについて「自分の個性を出してる」などの声が上がった。
次回の番組宣伝。
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