- 出演者
- 八木麻紗子 萩谷麻衣子 大下容子 杉村太蔵 佐々木亮太 斎藤康貴 林美沙希 林美桜 水越祐一 駒見直音
東京大学の鈴木敏貴准教授は動物言語学者で大学4年生からシジュウカラの言語を調査。世界で初めてシジュウカラが言語を話していることを突き止めた。世界の科学雑誌に論文が掲載された他、世界で初めて「動物言語学」を提唱し大きな反響を呼んでいる。鈴木先生によるとシジュウカラには実に200以上のパターンがあるといい、実際の鳴き声をVTRで紹介した。これまで「人間だけが言葉を持っている」というのが科学の常識で、古代から現代まで動物の鳴き声は喜怒哀楽の気持ちが表れているだけだと考えられていたという。しかしシジュウカラは鳴き声が言葉になっていることが分かってきたという。更にシジュウカラの鳴き声には文法があることや手話のようにジェスチャーで意思を伝え合うことも発見したという。
なんとシジュウカラは2つの単語を組み合わせて文章まで作っているという。一体どんなメッセージを発しているのか?
シジュウカラは言葉だけでなく2つの単語を組み合わせ文章まで作っているという。実験を重ねる鈴木先生、文を語順で認識しているかを突き止めるため語順を“逆”にしてシジュウカラに聞かせたというが、するとシジュウカラたちは無反応だった。このことからシジュウカラの鳴き声の組み合わせには一定の文法ルールがあり語順を認識していることが示されたという。それだけではない。言葉を使わないコミュニケーション手段があることが新たに分かった。鳥の翼でジェスチャーしていることも世界で初めて分かった。ジェスチャーはこれまで人間やチンパンジーにしかないと考えられていたが、鈴木先生は「シジュウカラがきっかけになりいろいろな動物でもジェスチャーの研究が進んでいくのではないか」と話している。
さらに鳥は別の種類の鳥の鳴き声も認識しているという。鈴木先生はスピーカーでシジュウカラの「ヂヂヂヂ(集まれ)」という声を流したところ、シジュウカラ以外の鳥も含めてカラ類の鳥などが集合したという。他種の鳴き声を理解していることから鈴木先生は“鳥リンガル”と呼んでいる。さらに驚きなのがそれを利用して騙すこともあるという。先生は「僕がシジュウカラで始めたような研究がひょっとしたら世界中の動物学者が似たような研究をやってくれたら、いろんな動物の言葉が分かる未来が来るんじゃないかと思っている」と語った。
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西アフリカのナイジェリアでライフルで武装したグループが公立の寄宿制の学校に侵入し警察と銃撃戦となった。ロイター通信などによると武装グループは抵抗しようとした副校長1人を射殺し、女子生徒25人を拉致して逃走。別の職員も銃弾を受け負傷。犯行声明は出ておらず、拉致の動機は分かっていない。
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