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番組では2004年から数々のマグロ漁師に密着してきた。今年の初競り一番マグロは5億円超えの値がついた。その裏には知られざる漁師の争奪戦があった。
オープニング映像。
マグロ水揚げ金額第1位を何度もとってきた大間のマグロ漁師・菊池さんは、2年前の初競りで一番マグロに選ばれた。菊池さんは大間でいち早くソナーをマグロ漁に導入した。マグロの群れの前に回り込みエサを投げ入れる大間特有のぶっつけ漁の生みの親も菊池さんだった。跳んだマグロに喰わせるジャンボ漁は、船尾に備え付けられた13mの長い竿とゲタと呼ばれる抵抗体をテグスで結ぶ。竿とゲタを結ぶテグスからぶら下がっている疑似餌は、ゲタが浮き沈みすることで海面を飛び跳ねていた。この疑似餌にマグロが喰らいつき、菊池さんは漁師修行中の三男にテグスを持たせた。水揚げしたマグロは110キロだった。
龍飛のマグロ漁師・水嶋さんは妻のために幾度も大物を仕留めてきた。現在79歳の水嶋さんは、80歳で引退すると話した。水嶋さんはマグロが喰いつくとダンブという浮きが回転するダンブ漁で、今シーズン初めて205キロの巨大マグロを釣り上げた。
水嶋さんは、テレビで引退を考えていると話しているのを見た人からの手紙を受け取った。手紙には漁の手伝いができないかと書かれていたが、水嶋さんはいらないと返信したという。マグロの漁場として知られる龍飛だが、年間を通して強風が吹き小さい船では海に出られない日が多い。釣れなければ燃料代だけがかかり赤字になる。過疎化が進み漁師のなり手もおらず、マグロ漁船は2艘のみだった。漁に出た水嶋さんは、曳釣り漁でマグロを釣り上げた。水嶋さんは30代から40代は建設業に従事し、50代から漁師になることを決意した。
156キロのマグロを釣り上げた日、水嶋さんは亡くなって1年が経った友人のマグロ漁師・成田金悦さんの家を訪れた。水嶋さんは、一番思い出すのは金さん、出るときもいつも一緒だったから寂しさが出る、83歳まで漁をやっていたと話した。
水嶋さんは206キロのマグロを釣り上げ、金ちゃんが授けてくれたと話した。4本のマグロを釣り上げ、水嶋さんは夫婦でお祝いをした。金さんみたいに83歳あたりまでやらねばと話した。
父・秀則さんと息子・一仁さんは親子で漁師。地元の漁協組合長は、秀則さんは三厨で3本の指に入る、息子も覚えて一人前になれると思うと話した。一仁さんは介護福祉士として働いていたが、父の体と年齢を案じて43歳でマグロ漁師に転身した。秀則さんたちは曳釣り漁で229キロのマグロを釣り上げ、翌日も219キロのマグロを釣り上げた。昨シーズンは一仁さんにテグスを託したこともあったものの、秀則さんはテグスを12本切らせた、切らせていたら商売にならないと話した。一仁さんは自分のミスだから悔しい、早く当たり前に魚を釣って飯を食っていかなければという焦りもあると話した。
番組が15年以上追い続けてきた吉岡漁港のマグロ漁師・新山さんは、昨シーズン257キロのマグロを釣り上げた。今シーズンは龍飛での曳釣り漁で187キロのマグロを釣り上げた。新山さんは妻、次女、孫の4人と暮らしている。悪条件の中出港した日、新山さんは285キロのお化けマグロを釣り上げた。
大間のマグロスナイパー・菊池さんは、今シーズン一本釣りで1か月以上巨大マグロを釣り上げていなかった。近年現れ始めたシュモクザメがエサとなる小魚やマグロを追い回し、大間の海からマグロがいなくなっていた。菊池さんが漁をしている近くでは、大間ナンバーワン漁師の熊谷さんもマグロを狙っていた。
マグロがかかり、菊池さんはテグスを引いた。マグロの体温が急上昇し白っぽく変色するヤケを防ぐため、強引に引くことはしなかった。疲れたところを釣り上げると120キロのマグロだった。
大間のやもめ漁師・細間さんは2013年に妻をくも膜下出血で亡くし、男手一つで2人の娘を育てた。長女は看護師となったが、仕事中に腰を痛め歩けなくなるほど悪化し大間に帰ってきた。次女は母と同じ介護士を目指し、青森市内の短大に進学した。10月上旬、細間さんはまだマグロの値段が上がっておらず獲れる確率も低いため、コンブを獲っていた。腰が完治した長女は、大間を出て再び看護師として働くことを考えていた。次女は青森市で国家試験に向けて勉強に励んでいた。娘2人はケーキを作り、細間さんの誕生日をお祝いした。
細間さんはクロマグロを釣り上げたが、小さかったため逃がした。資源保護のため大間漁協では30キロ未満の小型枠は残っていなかった。次女は成人式を迎え、家族3人で写真を撮影した。2人を笑顔で送り出したい一心で船を出した細間さんは、190キロのマグロを釣り上げた。
青森・大畑の漁師一家の家に生まれた四男・陸さんは19歳になった。自分の船を持ち、今シーズン初めてのマグロの一本釣りに挑戦した。父の船で学んできた長い幹縄にエサのついた仕掛けを何本も垂らすはえ縄漁は初期投資が莫大にかかる。一方一本釣り漁は一本のテグスと針だけで何度も挑戦できる。初出航では、父の知り合いで高性能巻き上げ機の開発に携わった漁師・菊池さんにも船に乗ってもらった。12月上旬、陸さんは大間と大畑の間にあるポイントに出た。
陸さんのマグロ漁に密着。釣り上げたマグロは10キロにも満たなかったため海に放した。新人が獲っていいマグロの枠は大型と小型が一本ずつだった。その後、23.5キロの小型マグロを釣り上げた。
大間漁師の若手ホープ菊池さんは、初競りで一番マグロを獲る夢を持っていた。1月3日、大間と北海道の中間の漁場にはライバル船がひしめき合うようにいた。菊池さんは、はえ縄漁でまぐろを大物マグロを釣り上げた。
2026年の初競り一番マグロは243キロで史上最高値5億1030万円をつけた。菊池さんの釣り上げたマグロは2本で200万円ほどだった。
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2026年1月2日(5:45)
