- 出演者
- 所ジョージ いかちゃん 平井文彦(Tokyo Bug Boys)
オープニング映像。
全国に約300校ある農業高校。農業や畜産や食品だけではなく、地域の文化や自然を活かした実践的な授業が行われている。しかし少子化や学校の統合により全国的に減少傾向にあるという。かつて栃木県立栃木農業高等学校の里山再生をお手伝いしたいかちゃんと平井さんが農業高校の魅力を再発見する。今回訪れたのは長野県伊那谷地域にある長野県上伊那農業高等学校。ここで行われている授業が、江戸時代から行われているざざ虫の食文化を学ぶ授業。ざざ虫とは伊那谷で呼ばれている食用の水生昆虫の総称。珍しい授業を行う農業高校を科学する。
いかちゃんは「前に行った栃木農業高校も里山再生をやってたし、農業高校では一般的な高校だとなかなか体験できない活動や授業が行われている」などと話した。今回行った長野県伊那谷地域ではざざ虫などの昆虫食文化が根付いているという。
南アルプスと中央アルプスの麓に位置する伊那谷地域、そんな自然豊かな場所にある農業高校で珍しい授業を行っている。いかちゃんと平井さんは長野県上伊那農業高等学校を訪れた。ざざ虫の授業を行う山下先生が出迎えてくれた。昆虫食文化のざざ虫漁という伝統を次の世代に伝えていく学習をしているという。ざざ虫とはカワゲラ、トビケラ、ヘビトンボという3つの種類の総称。ざざ虫は水質階級1のきれいな水の指標生物で、たくさんいることがきれいな川の証だという。貴重な文化を守るため5年前から高校生たちがざざ虫学習に取り組んでいる。天竜川でざざ虫漁を体験、使う道具は四つ手網、くわ、選別器。ざざ虫漁はくわで石をひっくり返し石に隠れている虫を出して網に流し込む仕組みだという。
長野・伊那谷で行われている「ざざ虫漁」を高校生たちが体験。高校生たちからは「なくなっていってしまう文化だと思うので若い世代が引き継いでいけたらいいと思った」などの声が聞かれた。
ざざ虫漁の期間は12月~2月末頃で、この時期は幼虫として最も大きくなり、栄養を蓄えていて脂がのっているとのこと。
- キーワード
- ザザムシ漁
上伊那農業高校のざざ虫授業ではざざ虫の飼育・繁殖も行う。採集したざざ虫を分類し、分けたら天竜川に近い環境を再現した水槽に入れる。このざざ虫授業は卒業生の大槻海伶さんが在学中に発案したもので、大槻さんは「ざざ虫が残り続けた歴史には伊那谷の自然と一緒に暮らす知恵がつまっている。私たちが残さなかったら廃れてしまう」などと話した。
大槻さんたちは、ざざ虫のことを知るため飼育を始め、水槽でざざ虫の繁殖に挑戦した。トビケラとカワゲラの羽化に成功し成虫になった。またトビケラの産卵にも成功した。大槻さんたちの研究は、後輩たちにも引き継がれ、神戸大学と連携して環境DNA調査を行った。環境DNAとは、水や土の中に含まれる、生物由来のDNA断片のこと。環境DNAで生き物の種類やおおまかな数がわかる。現役生たちが取り組んでいたのは、ヘビトンボの繁殖。ヘビトンボは土の中や朽ち木の中に、穴を掘ってさなぎになりその後羽化する。地元に根付く貴重な文化を守るため、高校生たちは真剣に授業に向き合っている。
所さんは、授業で専門家の話も聞けて、自分が水を触ったり石に触れたりする経験が大事などとコメントした。
「所さんの目がテン!」の次回予告。
