- 出演者
- 所ジョージ 冨田有紀 若槻千夏 オダギリジョー 長谷川雅紀(錦鯉)
所ジョージらの挨拶。ゲストのオダギリジョーらを紹介した。
日本全国のナンじゃこりゃをスクープ、所ジョージが判定する。挑戦するのは川村エミコなど5組。
西村瑞樹は「日本を救うヒーローが集結!真っ赤に染まる巨大倉庫!」を調査するため兵庫・三田市にやって来た。倉庫の周りにはたくさんの消防車が集まっていた。ここは消防車を消防車の製造工場だった。1年間の製造台数は約600台。日本で活躍する消防車の約6割を製造している。西村瑞樹は「モリタ」の工場を見学。1つ目のナンじゃこりゃ消防車は「スーパージャイロライダー」。ハシゴの長さは54m。ハシゴの設置部分には傾きを調整するジャイロターンテーブルを搭載している。西村は54mの高さを体験した。
2つ目のナンじゃこりゃ消防車は「レッドレディバグ」。レッドレディバグの最大の特徴はオフロード使用のタイヤ。雪山ではタイヤを履き替え突き進むことができる。能登半島地震の時も活躍した。モリタではもりたレッドという消防車専用の色を採用している。光沢が強い赤になる独自の塗装法は?という質問。正解は「ピンク塗りで下地を作っている」。
消防車は1台1台オーダーメイドで制作している。各消防署の要望に応じてポンプの配置や収納など1台ずつカスタマイズしている。「レッドサラマンダー」は水中走行が可能になっている。愛知・岡崎市と大阪市に配備されている。
3つ目のナンじゃこりゃ消防車は「エアコア」。エアコアは遠隔操作ができる無人走行放水ロボット。直径90cmの大型放水装置は風速45mの風を発生させ、屋内の煙やガスを排出させることができる。遠隔捜査が可能な最小級の放水ロボット「ブルートレーサー」はカメラが搭載され映像をみながら出火点を見つけ出すことができる。素早い消化を可能にした方法とは?という問題。正解は「水じゃなくて泡」。きめ細かい泡が燃焼物に付着し酸素を遮断・冷却効果もあり水よりも早く消すことができる。
照英は「有明海に出現 ゴジラも超えられない超巨大ハードル」を調査するため有明海にやって来た。熊本県の海沿いに近づいていくと、巨大なハードルを発見した。
照英は巨大ハードルを調査するため工場内に潜入。巨大ハードルは高さ80m幅115m。船を作るために使われるクレーンだということがわかった。このクレーンはゴライアスクレーンと呼ばれ約1000tを持ち上げることができる。「ジャパンマリンユナイテッド」は日本を代表する造船会社。照英が国内最大級の造船所に潜入し、巨大な船ができあがるまでに隠された、3つの職人技をスクープ。1つ目は「ムカデのような巨大車を操るテクニック」。巨大なパーツをゴライアスクレーンのもとに運び、1つずつ溶接して繋いでいく。パーツは1.2kmも運ばないといけない。移動させるのはタイヤが無数にある車だという。
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巨大船は各ブロックをつなぎ合わせて作られる。巨大なブロックはタイヤが無数についたまっ平らな車「自走台車」で運ばれる。自走台車は全長28m、幅8m。132本のタイヤがついていて最大850tのブロックまで運搬が可能になっている。「巨大な自走車が簡単にバックできてしまう仕組みとは?」という問題。正解は「反対側にも運転席がある」。自走台車の運転の習得には平均7年の訓練が必要。
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2つ目は「船体の複雑曲線の作り方」。複雑曲線はプレス機ではできないため職人が手作業で行っている。ガスバーナーで鉄板をあたため、水で冷やし曲げていっている。数cmのズレも許されない緻密な作業だという。塗装は職人が素早く行っている。ムラができると船の速度が遅くなる。
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3つ目は「地上約70mから操る1cmの神業」。塗装が済んだブロックはドックへ運ばれ、ゴライアスクレーンを使って組み立てられる。照英はゴライアスクレーンの運転席を訪れた。運転席は地上70mの所にある。足元はガラス張りになっている。高さ70mの場所から地上にいる玉掛けさんに指示をもらいクレーンを動かしている。下からの指示を元に数センチ単位で調整、大きなブロックがピッタリとくっついた。1隻に必要なブロックは約100個、組立作業に約3か月かかる。
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土佐兄弟の2人は「琵琶湖に刺さる無数の謎物体」を調査するため琵琶湖にやってきた。聞き込みをしていると、遺跡という情報を手に入れた。長浜城と関係しているということで、土佐兄弟は長浜城を訪れた。城と関係しているのか潜って調査することになった。沖合100mのポイントに到着し有輝が潜った。砂地が続いていたが突如、石に変わった。そして湖底に刺さっている謎物体を発見した。調査の結果半径3m以内に6つあり、木でできている事がわかった。撮った写真を妹尾裕介博士に見てもらった。建物の柱の跡。尾裕介博士は琵琶湖を眺めるお堂の柱と話した。もともとは地上にあったが地震の影響で沈んだと言われている。
琵琶湖は400万年前に誕生した。世界に20しかないと言われている古代湖の1つ。湖は川流れる土砂によって埋まってしまうが、琵琶湖が西側の断層が動き、土砂が下がり長い間湖を保っている。「かつて琵琶湖周辺にいたナンじゃこりゃな哺乳類は?」という問題。
「かつて琵琶湖周辺にいたナンじゃこりゃな哺乳類は?」という問題。正解は「アケボノゾウ」。アケボノゾウは約180万年前に琵琶湖周辺の湿原に生息していた。ゾウの骨は江戸時代にも見つかっていたが当時の人はゾウをみたことがなかったので「龍ではないか」と騒がれ、学者が報告書まで作った。琵琶湖には推移の変動や雨の影響で集落が湖に沈み、遺跡となった場所が78か所もある。注目の葛籠尾崎湖底遺跡を調べることになった。今から100年前、葛籠尾崎湖底遺跡で5000年ほど前の縄文土器が見つかった。縄文土器は完璧な状態で見つかった。これが琵琶湖最大の謎。神に土器を奉納した祭祀説や、集落ごと飲み込まれた水没説などがあるがまだわかっていない。見つかった場所は水深70mもあるため潜水調査が困難であまり調査がされていない。翌日、14名のスタッフたが集結し調査を開始。卓也は左心の水中カメラで水深70mを狙う。有輝は水深15mを潜って調査する。
ワタリ119が「99%撮影できない…超自然現象 空に浮かぶ巨大真珠を突き刺す槍」を調査。ワタリ119は長野・松本市にやってきた。聞き込みをし、槍ヶ岳に満月が突き刺さったように見える現象のことだということがわかった。槍ヶ岳で代々山小屋を営んでいる穂苅大輔さんに話を聞いた。穂苅さんでも見たことは満月が刺さる瞬間は10年に1回くらいだという。ワタリ119は美ヶ原高原を訪れ夕日と槍ヶ岳が重なるポイントを探した。美ヶ原高原ロングトレイルの長さは45kmもある。ここから槍ヶ岳と夕日が重なるスポットを探しながら歩いていく。
ワタリ119は槍ヶ岳と夕日が重なる光景がみられるスポットを歩きながら探していった。登り続けること1時間、絶景スポットに到着。太陽を見ることができたが雲が増えてきた。夕日が、自分たちと槍ヶ岳の一直線上に沈むかは、この雲だとわからない。自分たちが位置をずらさないといけない。この日は夕日も厚い雲に隠れてしまった。打開策を求め、専門家に電話。国立天文台の片山真人さんが月と槍ヶ岳が重なる位置を計算しポイントを教えてくれた。場所や気象条件2左右され奇跡の光景が撮れる確率は1%以下だという。満月まではあと2日、それまでに満月を山が重なる場所を見つけ出さないといけない。穂苅大輔さんも忙しくて、当日はこれないという。ワタリ119は穂苅さんが教えてくれた王ヶ頭ホテルを訪れた。
翌朝、ワタリ119は巨大な雲海を見ることに成功した。ワタリ119は三峰山へとやってきた。ここで協力してくれるのは星景写真家の北山輝泰さん。三峰山での撮影すポットを探し始めた。100mずれるだけで奇跡の光景は撮れない。そのため撮影隊を3班に分けてトライする作戦にした。午前4時、登山を開始。奇跡の瞬間まであと2時間半。このとき、空は厚い雲に覆われ月は見えなかった。午前4時58分、撮影ポイントに到着。1時間後、ドローンが月を捉えた。
国宝級土器を探すためポイントへ向かう土佐兄弟。調査はわずか1日。タイムリミットは日没まで。ポイントに到着し水中ドローンを投下した。100年前、水深70mの時はどうやって発見されたのか?という問題。正解は「底引き網に土器が引っかかっていた」。有輝はかつて集落があった1km地点を潜って調査。15分後、かけらのようなものを発見。
ドローンが月を捉えた。しかし地上からは雲で見えなかった。ドローンで30分以上ねばったが満月は発見できなかった。翌日、他の場所でチャレンジすることになった。11月17日、ワタリ119はポイントへ。一瞬月は、見えたが、雲に覆われて、撮影に失敗した。11月18日、北山輝泰が諦めきれずリベンジすることになった。
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国宝級土器を探すためポイントへ向かう土佐兄弟。有輝はかけらのようなものを発見。遺物など、勝手に持ち帰るのは禁止されているため、写真を撮り博士にみてもらった。結果、平安時代に使われた皿だということがわかった。一方、水中ドローンを使った調査隊。開始から6時間何も見つけることができなかった。有輝は2回目のダイビングで何かのかけらを発見した。分析の結果、古墳時代の土器だということがわかった。