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オープニング映像。
長野県軽井沢にやってきた廣津留すみれ。木立の先にあったのは登録有形文化財の先にあったのは万平ホテル・アルプス館。切妻造りの大屋根を持つ2つの棟と中央の高い棟が信州の山並みを思わせる趣。白壁に木の骨組みを見せるスイスの山小屋のような木造3階建ての建築。2023年から改修工事が行われたが、外観や内装は1936年の創建当時と同じ姿。看板もそのまま。その中に入ると、風通しの良いロビーがあり、圧倒するような華美な装飾はなく、洗いざらしのリネンのような爽やかな空間、どこか懐かしい木造の温もりが広がる。ロビーにはアルプス館建設時からある、2枚の巨大なステンドグラスが。1枚は江戸時代の軽井沢。茜色に染まる山々の麓には参勤交代の大名行列。土地の者たちが平伏している。制作したのは宇野澤ステンド硝子工場の宇野澤秀夫。もう一枚は大正期の軽井沢。テニスや乗馬を楽しむ人、外国人の避暑地として始まった軽井沢の原風景。
万平ホテル・アルプス館のダイニングはテラスから差し込む柔らかな日差しが外と中を繋ぐような空間は、126席の広さ。見上げれば折り上げ格天井。余計な装飾を避けてシックな色合いで絶妙に配色されている。先ほどのステンドグラスはダイニングからも楽しめる。フロントの傍ら、いつも平穏であるようにと願いをこめられた青海波に亀が遊んでいる。
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その昔、中仙道の軽井沢地区に江戸時代の半ばから続く亀屋という旅籠があった。江戸時代には宿場町として栄えていたが明治に入ると新たにできた国道から外れ、寂れてしまう。そこに現れたのは2人の西洋人。後に軽井沢を避暑地として広めた宣教師のアレクサンダー・クロフト・ショーと英語教師のジェームズ・メイン・ディクソン。彼らをもてなしたのが亀屋の主人の佐藤万平。そのおもてなしに感動した2人だったがそれがきっかけで軽井沢に多くの外国人が避暑地にやってくるように。万平は旅籠をしめて外国人のためのホテルを開業した。この頃掲げた看板は「MANPEI HOTEL」。
旧軽井沢宿から自然に囲まれた現在の土地にうつった万平ホテルは90年前の11年にアルプス館を建てた。設計者の久米権九郎は日光金谷ホテル 別館をはじめ、数々の名建築を残した。万平ホテル・アルプス館の外観はスイスの山小屋を思わせるが設計者が参考にしたのは、以外な建物だった。軽井沢を含む佐久地方の養蚕農家の家には白壁に木組みが浮き出で衣裳でヨーロッパのハーフティンバー様式を思わせる外観。これをアルプス館に取り入れた。久米はその建築はその土地にマッチしたのものでなければならないとしているが、今回の建物は軽井沢の自然と歴史から生まれた姿。
万平ホテル・アルプス館のカフェテラスで廣津留がオーダーしたのは名物のアップルパイとロイヤルミルクティー。廣津留はアップルパイの味の感想にりんごがたくさん入っていて美味しいと答えた。ロイヤルミルクティーにはミルクがずっしりと濃厚だという。これこそがジョンレノンのおかげだという。
万平ホテル・アルプス館のロイヤルミルクティーは1970年代後半にジョン・レノンが毎年家族で万平ホテルに宿泊し、その時にジョン・レノンがロイヤルミルクティーの作り方を伝授した。その作り方は、紅茶の葉を熱湯で5分蒸らす。それにミルクを入れて加熱し、煮立ったら日を止めて20分間蒸らす。2回濾したあとに提供前に再加熱。
万平ホテル・アルプス館の客室を紹介。洋室でありながら、いたるところに和の要素がある。寝室とリビングを仕切るのは障子を思わせるガラス戸。その組子は万平格子と呼ばれるオリジナルのデザイン。すりガラスにも繊細な模様が。バスルームも昔のままで足が猫足になっている。
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長期滞在客が多かったことから客室にはタンスが置かれてる。そのタンスには軽井沢彫と呼ばれる見事な彫刻が施されていた。スキマなく埋め尽くされた点描と一体感のある彫りが特徴。一彫堂は軽井沢彫家具工房。万平ホテルに家具を収めてきた工房。元々軽井沢彫の家具は別荘地の外国人の注文によって生まれたもの。桜は外国人が好むことから主要なモチーフに。万平ホテルではベルデスクやメニュースタンドなどそこかしこに軽井沢彫の調度品をおいて歴史を受け継いでいる。その伝統と格式は多くの文豪に愛されてきた。
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その伝統と格式は多くの文豪に愛されてきた。宿帳に名を残す三島由紀夫は万平ホテルを舞台にした美徳のよろめきを発表している。風立ちぬ・美しい村の堀辰雄は万平ホテルに何度か宿泊。また堀辰雄の道と呼ばれている小径がある。
長野県・軽井沢の万平ホテル・アルプス館。平和な時代もあれば、戦争の時代もあった。戦争が終わり、米軍に接収されたその後テニスコートの恋と呼ばれたロマンスの舞台にもなった。皇太子の教育係だった小泉信三の定宿だったため。ソファに座ったのは日中国交正常化の重要な会談の場に。
食事を知らせるチャイムは、館内にまだ時計がなかった時代に、廊下を歩きながらチャイムを鳴らして食事を知らせていた。大切なのは変わらないということ。廣津留が注文したのは伝統的なメニューの信州産虹鱒のムニエル 温野菜添え。初代万平が見様見真似で作った洋風の川魚料理がルーツと言われている。オリジナルのソースは醤油ベースで、和と洋が融合している。バーの一角にはジョン・レノンが何度も弾いていたピアノが置かれている。購入を希望したジョン・レノンだが、ホテル側は丁重に断ったという。
廣津留すみれがジョン・レノンのイマジンを披露した。
万平ホテル・アルプス館でバーで出さえる名物カクテルの「軽井沢の夕焼け」は先先代のチーフバーテンダーが軽井沢の夕焼けに感動して創作した。
新美の巨人たちの次回予告。
「スポーツ リアライブ~SPORTS Real&Live~」の番組宣伝。
