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オープニング映像。
群馬・高崎駅を起点に主に3路線週末を中心に1日1往復の蒸気機関車は昭和24年製造された「C61形蒸気機関車 20号機」で現役時代は青森・岩手・宮崎で活躍し、昭和48年に退役。「華蔵寺公園」に展示されていたものを2011年に動態復元された。現在はD51形蒸気機関車と2台体制で運用している。そのC61形蒸気機関車の運転席を見せてもらう。蒸気の動かすため夏はサウナのようにととのうや電車の運転とは全然違い、発車・停車などの運転操作は機関士、石炭補充・蒸気の調整を機関助士が担当する。SLは石炭を火室に入れ熱い煙が水の中の菅を通り沸騰させ、発生した蒸気がシリンダーへピストンの力で車輪を動かしている。
入社12年目の梅田将志さんは見習い機関士で普段は高崎線などで電車の運転を担当している。SLを運転する日には電車とは違うこととしてナッパ服と呼ばれる制服を着る。ナッパ服は耐火性のあるものでさらに耐火性のある軍手で多少は熱を防ぐ。そして本日の乗車は特別で梅田さんは10月に蒸気機関士の国家試験に合格し安全・快適な運転常務ができるのか見極めが行われる。番組では春から単独デビューに向けた最終試験に密着した。
出発前に車両チェックをしていく。その項目的には201項目あり、順番通りにやるかが試験となる。そのため点検完了まで20分ほどかかる。水上駅から高崎駅は高低差約400mあるため運転操作試験のポイントとして場面に応じた速度調整・ブレーキ操作、乗り心地を想定した衝動の少ない操作がポイントとなる。試験は乗客がいない4両を連結して行う。加減弁ハンドルはアクセル、逆転機がギアの役目。出発前に確認を終えたら汽笛を鳴らしてから出発する。機関助士とのコンビネーションが大切で水のタンクからボイラー室に水を送る他、カーブの時には機関士は前方の見通しが利かないため助士が信号機の確認などを行う。すると「後閑 すぐ発車です」と伝えておりこれは発車の時が一番エネルギーを使うため停車前に発車の時のことを準備している。停車も電車の場合は運転席の真横に停目を合わせるがSLの機関車の一番前、連結器の部分に合わせて停める。梅田さんはぴったり停めることが出来たがブレーキについて指摘される。ブレーキの数が多いと客車に衝動を与えてしまう。その後はミスはなく高崎駅に到着する。そして試験の結果は無事に合格を
東京総合指令室のウラ側に密着。東京総合指令室はJR東日本の最重要部署。1都7県、線路の総延長約1300Km、1日約8000本の運行を管理している。それゆえ、業務を行っているのは精鋭集団。電車は事故や天候などによってダイヤが乱れてしまうため的確な指示を出して乱れた運航計画を正常に戻す。
週末の夜は特に要注意な時間となる。まもなく日付が変わる時北浦和駅で旅客が車両に物を投げて、窓ガラスにヒビが入ったと連絡が入る。指令長の中山さんは後続車などの停止を指示し、二次被害を防止する。そして異常時情報共有システムを使用する。システムに被害状況などのアップロードをしサーバーから画像共有をしていく。ヒビが入った窓ガラスを確認し鎖錠することを決め、駅社員、運転士にそれぞれ同時に伝える。そして車内の状況などを確認し運転再開させた。
東京総合指令室で最も気の引き締める時間帯が朝の通勤ラッシュで山手線などE電方面はひときわ多忙を極める。走行中の車輪から異音がしたため停止。付近を走る上下線の車を停止、約2400名が列車内に閉じ込めれている状態。運転士が音の原因を探した所、粉砕痕を発見した。その正体は石であるが場合によっては事故になる危険も存在する。
この日、指令長の角尾友次さん達が苦笑いをする。ベテラン達も困惑するレアなケースが発生した。7号車のみドアが閉まらない状態になっていると報告され、後続車を停止指示。さらに王子駅の電車もドアが閉まらない、秋葉原駅から異物介在の報告がされる。ドアが閉まらい件の方は確認するも介在物はないが引き続き閉まらない状態となっていた。問題が解決した車両から動かすがあえて乗客を分散させる延発整理を行う。一方王寺駅の方はドアの確認を引き続き行うと鉛筆が挟まっていた。最悪取れない場合も想定したが無事に除去を完了した。
問題解決後大きな紙に職員たちが何かしらを書き込む。紙はダイヤグラムで駅名と時刻、列車の動きなどが書き込まれており、トラブルが発生したら主に手書きで修正していく。今回のドアトラブルにより20分ほどの遅れが発生し出発電車の順番を変えたりし正常な運航するよう調整してく。
横浜高速鉄道など日本最多となる鉄道6社が集う横浜駅の駅社員の仕事のウラ側に密着。横浜駅は1日約160万人が乗車し年間約6億人が利用している。改札は基本24時間体制で2人が常駐している。改札には落とし物が届けられる。届けられた落とし物は遺失物管理システムに登録し一時保管される。
横浜駅の最重要エリアが駅長室の中にある横浜統括センター。横浜統括センターは横浜から横須賀線を中心に久里浜まで見ている統括している。5つの駅を指揮するのは大野武一駅長。ホームでは立ち番という業務があり、ホームの中ほどで乗降の様子の確認をし最終的な合図を送る仕事となっている。
横浜駅の駅社員の仕事のウラ側に密着。続いて案内してもらったのはホームの事務室。事務室のデスクには列車の遅れなどをリアルタイムに観ることができるパソコンで指令室から情報が届くと立ち番から改札や統括センターへ情報が共有される。大船-戸塚で車内で嘔吐している旅客がいると通報が入り、戸塚駅で救護を行うと指示を出すが旅客から体調が戻ったと列車停止の予定は鄭家氏となった。
初代横浜駅は日本初の鉄道を運行し、1872年に現在の京浜東北線線桜木町駅の場所に開業。初代から東海道線開通に伴い横浜駅が移動。これが二代目。その後関東大震災で焼失し5年後に現在の場所に三代目の駅が造られた。そんな横浜駅で新たな駅員が着任すると「崎陽軒 シウマイ弁当」でランチ会が実施される。崎陽軒との関係は四代目横浜駅駅長の久保久行が退職後に初代横浜駅構内に店を営業したのが崎陽軒の始まりでシウマイをホームで売り歩いて爆発的ヒットとなり、1日約3万食、日本一売れている駅弁となった。
ある日の終電を終えた横浜駅ではヘルメットをかぶった職員が移動し「融雪器」の点検・確認をする。融雪器をレールを左右に動かす「ポイント」に取り付ける。このレールが動く時に間に雪とかが挟まっちゃうとちゃんとレールが切り替わらない。予報が出た段階で降雪前に点火した凍結回避している。
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横浜駅の駅社員の仕事のウラ側に密着。線路の大掃除を行う。掃除には駅長の大野さんも参加。大野さんは物はぜひ落とさないで、物を落としたら駅員に言っていただければ取りますので絶対に線路に降りないでと話した。拾ったものはゴミと仕分けして落し物は一時保管する。さらに消防訓練を行ったりする。そして数ある訓練の中でめったに見れないのが「三方向緊締幕」で対応する訓練。ドア故障で走行する際、乗客を近づけないよう幕を設置するもので通常は一両空車にするか回送列車にしてお客を降ろすが、それが出来ない場合に継続して運転できるようにする処置方法となっている。訓練中には急停止をしてなにが起きてもよいように訓練を行う。
横浜駅で最も忙しい夜大晦日に密着。大晦日は一晩中電車が走る終夜運転が運航する。その乗客は朝ラッシュ並み。乗客達はカウントダウンイベントや初詣へと訪れる人達など。そんな中構内で座り込む人々がいた。
横浜駅で最も忙しい夜大晦日に密着。駅構内では座り込む人達がいた。2024年の終夜運転はJRのみが対応しており、そのため駅構内では始発待ちの人たちが座り込んだりしていた。さらに無線で「マジハン拾得依頼」が入る。マジハンはマジックハンドで線路内に落ちた子どもの靴を拾った。
大寒波と戦う鉄道マンを全力取材。越後中里駅では電車が来るまでホームの除雪を行うのがy惻隠の日課となっている。簡単に運休できない雪国で安全を保つのが除雪装置を装備した「軌道モータカーロータリー MR」。前面に取り付けられた翼からロータリーへ雪をかき集め、投雪口から線路外へ雪が飛ばされる。投雪口は向きや角度を変えて調節をしながら投雪する場所を決めていると説明。在来線が運航中も除雪を行っている。
運行管理を行うのが新潟総合指令室。モニターにシールを貼り、これは作業員が乗っている保守用車のシールで工事用車両は列車と違ってそこに車両がいても分からないためだという。除雪は除雪車がトンネルなど取り除けない場所もある。作業員がトンネルに入ると金槌のようななものでつららを落としていく。落下するとパンタグラフ等が破損する恐れがあるため早めに落とす。その後高さ5mの電柱に渡された河川を支えるため「ビーム」には電気を通さないスコップを使って叩き落す。これを10Km、歩いて移動しながら作業を行っていく。
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埼玉・久喜市にある鷲宮保守基地では新幹線保守用車イベントが開催され、軌道自転車や電力設備検査体験などが実施された。集まった鉄道ファンある幻の車両についてみてもらうと見たことがないなどの話した。今回そんな幻の車両を全力取材。訪れたのは「新幹線田端保守基地」で現れたのはスマートレッドとスマートグリーン、どちらも新幹線の線路設備をモニタリングする車両。投資額は約50億円で2024年12月にレッドの運用を開始した。1日約25万人を乗せる新幹線の安全を守るための検査を行っている。
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2024年8月4日(18:30)