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オープニング映像。
直子さんは認知症になって10年。介護しているのは夫のタツオさんだった。今週は忘れてもいいんだよ、妻と歩むおだやかな日々を特集。
- キーワード
- 認知症
脳の認知機能が低下し日常生活に支障がでる認知症。厚生労働省によると2025年の認知症の高齢者数は471万人で高齢者の認知症、または予備軍が3割となっている。山形市に住んでいる土田達夫さんと直子さん夫婦。直子さんは66歳の時、アルツハイマー型認知症と診断された。達夫さんが早朝散歩をした後自宅に戻ると、直子さんを起こし、料理も達夫さんが行っていた。直子さんのお風呂や就寝も達夫さんが補助を行う。
2人はともにクリスチャンで、牧師からの紹介で出会った。教師をしていた達夫さんは直子さんの人柄に惹かれ出会って1年もたたず結婚。今は次男家族と生活をしている。依然は52歳までピアノの先生をしていた直子さん。教え子の人たちとも現在も交流がある。達夫さんは直子さんの異変に気づき、病院ではアルツハイマー型認知症と診断された。2人が訪れたのは認知症の人や家族が集まり情報交換をする認知症の人と家族の会。達夫さんはこの会についてみんなが包み隠さず話すので得られるものは大きいと話した。
2人は今でも毎週日曜日に礼拝に通っている。そこで出会った仲間たちとの交流が大切な時間となっている。友人たちが企画した直子さんたちと歌う会で定期的に自宅や公園で歌って元気づけようとしている。そして別日では直子さんと1泊2日で温泉旅行。今まで訪れた最上川千本だんごや庄内藩校致道館を巡った。そして高見屋別邸久遠にたどり着いた。ここでは貸切風呂があるため予約をしていた。
達夫さんは旅行が終わるたび、日常から飛びだして一瞬でも体験できればいいと話した。直子さんは52歳で先生を辞めてからも孫にピアノを教えていた。教会の仲間たちとの交流で、直子さんはピアノを演奏した。達夫さんは昔はイライラなどの葛藤で早く開放されたいと思っていたが、今は一緒にいても苦にならず、楽しい思いも抱けるようになってきたと話す。
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さくらの名所とも言われる霞城公園。お花見は2人の恒例行事となっている。10年目にして感じることは、直子さんは確実に私に与えられた大切な妻であり、大切にしていかないといけないと達夫さんは話す。達夫さんは大変なことがあって、それを乗り切ったら底には品性が練られ、その先には希望がみえる、この希望は失望に終わることはないと話した。
次回は明日を変える!車いすお着替え職人たち。
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