- 出演者
- 春日俊彰(オードリー) 若林正恭(オードリー)
100年以上続く老舗食堂5軒をのぞき見。
兵庫・尼崎にある「中華そば屋 大貫本店」は創業112年。やきめし(並)は980円でお茶碗3配分の量。3代目のテツロウは75歳。毎朝一番に来て店の味を決める。4代目のハジメは50歳。ハジメはやきめしの下準備として一度に100人前を一気に炒める。味付けは100年継ぎ足しで作ってる熟成タレ。熟成タレはあらゆるメニューで活用されている。100人前を一気に炒めるにはスコップを使用。仏壇には2代目が使用していたスコップが飾られている。78年前にこの調理法を考案。3代目がこの技を継承し、店が繁盛しているという。やきめしは下準備しているため、注文してから2分ほどで完成する。
広島・呉にある創業111年の大衆食堂「森田食堂」。店主は78歳の肝っ玉女将・スズコさん。朝8時30分お店が開店。アニメ「この世界の片隅に」は呉が舞台となっていて、呉のすずさんに会えると有名。お店はセルフサービスで、おかずを自由に選ぶスタイル。たまご焼きや塩さばなど、全20種類以上。午前6時30分。スズコさんらは、仕込みを開始する。20種類、200人前を毎日手作り。湯どうふは、だしが美味しいと評判。スズコさんは22歳で結婚。夫の家が営む食堂で働き始めた。製鉄業が盛んで食堂が労働者の胃袋を支えた。2023年製鉄所が閉鎖。食堂を訪れる客は半分に減ったという。常連のお客さんがお土産をもってやってきた。この男性は2時間かけて森田食堂に来ている。
青森・弘前にある創業117年のそば屋「三忠食堂」。店主は75歳の4代目・ミチオさん。そば打ち歴63年。名物は「津軽そば」。津軽そばの特徴はコシがなく柔らかい。朝7時、ミチオさんは開店4時間前から毎朝そばを仕込んでいる。伸びたそばを提供するため、あえて開店前に茹でている。創業当時は屋台で、湯で起きしたそばを提供していた。コシのない伸びたそばが、津軽そばの伝統の味になっている。
香川・高松にある創業120年以上のうどん屋「ヨコクラうどん」。だしはセルフサービス。昔ながらの讃岐スタイル。店主は46歳の5代目・ヒデキさん。SNSでうどんダジャレを投稿している。うどんをPRするため地元のうどん屋仲間で毎週ネットラジオを配信している。「鶏チャー葱油炙うどん(小)」はヒデキが開発した人気メニューになっている。ヒデキのユニークな取り組みにメディアも注目している。ヒデキはレンタルビデオ店で働いていたが、28歳の時に実家のうどん屋を継いだ。3年前、赤字が続き閉店の危機になったが、攻めたメニューを開発し店が起動に乗り始めた。14時半、閉店。この日は新メニューの開発を行ったがあまりうまくいかなかった。
若林正恭は「青森の蕎麦屋は伝統。ヨコクラうどんのヒデキさんは同級生だけどさ、ライバルが多いからどっかと差別化はからないといけないっていったら、攻め手行くっていう。気持ちはよく分かる」だった。
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東京・浅草橋にある創業118年の洋食屋「一新亭」。店主は86歳、3代目・タケオさん。16歳から厨房に立っている。妻のヨウコさんは83歳。22歳で結婚、接客歴60年以上。57歳の長女・ナツヨと、55歳の次女・ヒロヨは店を継ぐため修行中。一番人気はオムライス。下町で働く常連客に支えられてきた。外国の観光客も増加中。一新亭は1906年創業。外国往来の船の料理人だったタケオの祖父・シュンゾウが開業した。創業当時からの人気メニューはオムライス、カレー、ハヤシ。三色ライスはオムライス、カレー、ハヤシを一度に味わう事ができる。120年目ぐらいに店を改装するのが目標だという。長女・ナツヨは「理想としては95~6歳まで現役でやってもらって。そしたらわたしたちもお店の味を引き継いで頑張れる」などと話した。
春日俊彰は「86歳で1人で作って、あの数のお客さんをさばいてる。すごいね」などと話した。若林正恭は「100年続く店をみたけど、まず人から味が始まってる。全部のお店に行きたい」などと話した。
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